A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(51)ケープ・ポイント

2007年05月10日 20時55分11秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 2/6
昼食後  本日のハイライト ケープポイントへ。

心配していた天候も何とか雨も上がり視界も良くなって来た。

ケープ・ポイントには
今でも現役の古い灯台がある。

ケープ・ポイントへのドライブウエーの沿道には手付かずの自然が残されている。
野生の山羊(ボンテボック)の一種か群れになって草を啄ばんでいる。



灯台は岬の突端の岩山の上
ちゃちなケーブルカーに乗って山頂へ。



観光地によくある道標
NYまで12541キロ、パリは?南極は?
思い思いにその方角に眼を凝らす。






ケープ・ポイントは大西洋とインド洋の交わる所
画面 右の海面が大西洋 左がインド洋。
冬場は海は大層荒れるそうだ。




(50)海豹(あざらし)

2007年05月10日 09時11分02秒 | 南半球膝栗毛
第22日  3月3日 朝  1/6
霧のような雨が断続的に降っている。
昨晩はホテル替わりにセレニティー号に宿泊していたので
今朝が本当に船を離れる日だ。
午前9時下船 乗組員が総出?で見送ってくれる。
日本料理店の大将の心尽くしの弁当をバッグに入れて
岬観光に向かう。

途中 海豹(あざらし)の生息する岩礁を小型船の上より見物。
ここにも立派なヨットハーバーがある。羨ましい限りである。
ここから観光船も出ている。
生憎 雨足も強くなる。



海豹見物の観光船は100人乗りぐらい。
雨交じりの風が肌に寒い。



岩礁に着くと海豹が沢山で出迎えてくれる。




ランチは近くのレストランで海老を中心としたシーフード。
賑やかなオーストリーからの観光客でレストランは騒がしい。
岬の芸人が雨のためレストランに出張してきている。
本人はポセイドンの積りらしい。
体調を考え禁酒。



雨は降り止まない。
午後からはケープ・ポイント、喜望峰など岬見学の予定だ。
雨では岬見学の興味は半減する。
午後からは止んで欲しい。



(49)ウオーターフロント

2007年05月09日 10時51分37秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 午後
午後からは自由行動となった。
ツアー仲間と相談すると
まず美味しいシーフードを食べたいと言う事になった。
同行してくれたツアーコンのON嬢がウオーターフロントの
馴染みの店に連れて行ってくれる。
ウオーターフロントのシンボルは時計台。



シーフードレストランの正面にはヨットハーバーが開けている。
ヨットマンのミスターマスダとしては羨ましい環境だ。



ランチは白ワインとシーフード。
食材が新鮮なので全員大満足。

生牡蠣はタバスコを少し垂らすと美味倍増。



伊勢海老と車海老の盛り付けが良ければ満点。



レストランに物凄く大きなショッピングアーケードが隣接しており
食後は御婦人達の出番。
ママ達は執念のお買い物。
とは言ってもTシャツ。



今晩が船での最後の宿泊。
夕食後クリスタルコートに出掛けてゆきピアノを聴く。
覚えてくれていたのだろう座ると間もなくアズ・タイム・ゴーズ・バイを弾いてくれた。
昨晩手持ちが無かったので今夜はピアニストにチップを渡す。
明日朝はいよいよ下船 今夜を大事に過ごさねば。



(48)宮殿見学

2007年05月07日 10時52分49秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 昼
宮殿見学。
宮殿の名前は「キャッスル・オブ・グッドホープ」。
最初の宮殿の主は 17世紀 オランダ東インド会社
セイロンへの途中 補給基地としてケープタウンに港を造ったのが始まり。

それから現在の南アフリカ共和国になるまで
宮殿の住人はイギリスを含め5回 変わったそうだ。

宮殿の前では衛兵の交代式が行われている。



衛兵の交代が終ると今度は正午の「ドン」だ。
小型の”大砲”に実際に火薬を詰めて着火・発砲する。
音も大きかったが火薬の煙が物凄く煙で大砲が見えないくらいだ。



大砲を扱うのは南ア共和国近衛師団の兵隊さん。
ミスターマスダの左に立っているのが隊長さん。



宮殿の前庭は街に面しており
市民の憩いの場にもなっている。



城壁には歴代の住人に敬意を表し
歴史的に時代順に国旗が掲揚されている。



これから遅めのランチ。
シーフードが良かろうと云う事でツアーコンの知っているレストランへ。


(47)テーブルマウンテン

2007年05月06日 10時49分33秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 午前
早速観光に出かける。
名所のテーブルマウンテンへケーブルカー登山。
麓の駅ではバンド生演奏の大歓迎を受ける。



ケーブルカーの床が360度回転しながら昇ってゆく。
景色を楽しむケーブルカーなので乗客が満遍なく景色を楽しめ
これは具合がいい。



天候に恵まれ絶景かな絶景かな!
標高は1100メートル テーブル状の山頂は3000メートルの幅。




風の強いところでよく欠航になるらしいがラッキー。
テーブルマウンテンは上は砂岩 下は花崗岩。
シドニーのブルーマウンテンのような山肌も見られる。



これから街に戻り昔の宮殿見学。
正午の大砲を打つセレモニーに間に合うよう出掛ける。



(46)ケープタウン上陸

2007年05月05日 09時09分05秒 | 南半球膝栗毛
第21日目  3月2日 朝
前夜の雨のためか霧の中にケープタウンが表れて来る。



パイロットの船が近づいて来る。



ブエノスアイレスからケープタウンまで5,316海里(約1852Km)16日の航海。
長かった航海も今朝で終わりだ。
ケープタウンの名所 テーブルマウンテンが正面に見えている。



午前9時 接岸。
地元ケープタウンのダンサー?の歓迎を受ける。
ミスターマスダはちゃっかり記念撮影。



出会いがあれば別れもある。
親切にしてもらったゲリー・ハンターとのお別れ。
彼はセレニティ号の船長に次ぐナンバー2の事務長。
エンターテイメント・オフィサーの様な
乗客の世話係のような仕事もしている。

毎晩ギャラクシーのナイトショーでは
ショーの終わりに舞台に出て明日の船内の予定を
エンターテイメントも含め流暢にアナウンスしてくれる。

流れるようなトークで喋り方が ただ者ではないと感じたが
それもその筈 ラスベガスでは良く知られた
本職の腹話術師のボードビリアンだそうだ。



携帯の電波状態も良くなり久し振りにEメールが入ってきた。
早速此方からも写メール 
(午後からはどう言う訳かメールは不通 インターネットは見れる)
電波量が充分でないと写メールは駄目らしい。
誠に残念。

早速観光に出かける。
名所のテーブルマウンテンへロープウエー登山。



(45)印象的な一皿

2007年05月04日 14時54分30秒 | 南半球膝栗毛
クルーズを終わるのにあたってクルーズ中 カメラの撮り置いておいた
印象に残った一皿 ベスト・ファイブ。

バレンタイン・デイの日のデザート。
食材にチョコレートが使われていない。
チョコレート尽くめのバレンタインデイは矢張りモロゾフの陰謀か。



フレンチ・トースト(フリーダム・トースト?)
シナモンの香りが朝の食欲をさそる。
アメリカらしいカリカリのベーコンも また宜しい。



ベイクド・アップル 昔を思い出させる味と香りだ。
50年ほど前 我が家ではホームメイドの”焼きりんご”をよく作った。
食後 子供達がそれぞれ林檎の芯を刳り抜き、そこに砂糖を詰め込み
オーブンで焼くだけの簡単なデザートだったが
焼け具合をチェックするため何度もオーブンを覗いたり
まだ日本が貧しい時代の我が家の楽しいイベントだった。
アップルパイとかタルトタターンが好きなのはその為か。



トロピカルフルーツのコンポート ココナッツを器にして。



ブリオッシュを器にしたポタージュ。
バターをしっかり練りこんだブリオッシュを齧りながらの
スープは秀逸。





(44)アメリカン・クラシック・フードフェアー

2007年05月03日 19時59分25秒 | 南半球膝栗毛
(アメリカン・クラシック・フードフェアー)
3月1日
フードフェアーはジャズの演奏で開幕。



サービスする人達もアメリカンムード。
食べものも典型的なアメリカン。
ステーキ、スペアーリブ、ハンバーグ、ホットドッグ、B・L・T。
パンケーキ、アボカドサラダ、クラムチャウダーetc・・・・
チョコレートアイスクリーム、大きい甘いケーキ、クッキー。







(43)クルーズ最終日

2007年05月02日 09時07分35秒 | 南半球膝栗毛
第20日目  3月1日
今日が最後の航海日 明日の朝にはケープタウン入港予定。
結構な日の出を拝む。



ランチはプール際のトライデント・コートで
アメリカン・クラッシク・フードフェスティバル。
スペアーリブとアボカドサラダとバドワイザー。
船上では「飲み食い」も一つの仕事になっている。
次の食事も楽しめるよう「胃もたれ」を起こさぬ様
暴飲暴食を慎しんでいる積もりだ。



終日海を眺めて過ごす。
ジャグジーは気持ちが良い。
乗客たちはデッキテニスとかジムで思い思いの時間を過ごしている。





今夜は船長招待のフェアーウエルパーティとダンスそして
最後のフォマルディのディナー。
白いタキシードも欲しい。

ギャラクシーのナイトショーのあとクリスタルコートでジントニックとピアノを楽しむ。
リクエストで「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」、「レッツ・ミー・コール・ユー・スイートハート」など
弾いてもらった。
大人の時間が流れて行くような気がした。

就寝前デッキより見上げる夜空には三日月が。





(42)デューン

2007年04月15日 17時24分56秒 | 南半球膝栗毛
第19日目 2月28日 (下)
ナビヤ砂漠のハイライト 遂に砂丘・デューンにやって来た。

贅沢なオプショナルツアーなのでサービスも至れり尽くせりだ。
砂丘の前にシャンペンと生牡蠣のテーブルが用意されている。
丁度喉も乾いてきた所だし
どちらも良く冷えていて大変よろしい。
ウォールビスベイの牡蠣はシドニーの牡蠣に似ておりオイリーではなく
あっさり淡白で好きな牡蠣だ。



デューンを前にして暫しの一休み。



ミスターマスダはデューン登山を試みるが途中でリタイヤー。
頂上まで登ると大西洋が見えるらしい。
残念な事をした。



砂漠の風紋が印象的だ。



ナビヤ砂漠にもう来ることは無いだろう。
しっかり眼に焼き付けて置こうと時を忘れて砂漠の景色に見入っいた二人ずれ。



港に近づき住宅地に入ると昔のドイツ支配の名残のドイツ風の建物が
所々に見られた。

帰船後 夕食は今ニューヨーカーに評判というNOBUの寿司カウンターへ。
外人向けメニューを中心に注文。
カリフォルニア・ロール、ソフトシェルクラブとか海老の天麩羅巻き、
アボカドや牛肉の握り 中々ユニークだし楽しめた。
ただしNYでも「すしでん」の本格的江戸前のほうがミスターマスダは好きだ。

我がセレニティー号は午後6時過ぎ 我々にとっては最後の航海
南アフリカ連邦 ケープタウンに向け出航。



(41)ナビヤ砂漠

2007年04月15日 09時15分19秒 | 南半球膝栗毛
第19日目 2月28日 (中)
キャラバンサライがあったのかなと想像されるオアシス跡でカメラストップ。



溶岩の岩肌の山 あまり見ない光景。



あたりのブッシュにはサソリ、サイドワインダー、ジャッカルが潜んでいるらしい。
月の表面(誰も実際に見たことはないが)にそっくりな景色と云われている。

ヴェルヴィッチア・ミラビレスというこの植物は、
ナビア砂漠にしか育たない木と草の合いの子の植物。
1500年位生息しているものもあるそうだ。
1年に15センチから20センチしか成長しないそうで、
この写真のもので、200年ぐらい経っているとの説明を受けた。



今は半分枯れているように見えるが季節になると綺麗な花を咲かせるという。

砂漠と云うより荒野にちかいが開発も進んでおりパイプラインと単線の鉄道が
首都まで敷かれている。



偶に走ってくる列車に偶々ラッキーにも出会った。







(40)ウオルビスベイ

2007年04月14日 09時05分46秒 | 南半球膝栗毛
第19日目  2月28日  (上)
7時半ごろ海豚のジャンプの歓迎を受けてナニビア国ウォルビスベイに接近
目の前に広大な砂漠が現れる。
ナニビアはアフリカの小国と言う以外 何も知らない。
海上から簡単に砂漠が見えるのに驚く。
ウォルビスベイは遠望するに砂漠の中に造られた街(村)の様だ。



パイロットボートが近づいて来る。



9時 ウォルビスベイ埠頭に接岸。
早速砂丘見物に出発。
人の生活圏は植樹したり道路を敷いたり開発している。



鄙にはまれな立派な自動車道路だ。
暑い荒涼とした乾燥した荒地を4輪駆動の三菱デリカで疾走。
この国でも日本の工業製品は圧倒的に人気がある。
ドライバー兼ガイドのジェームス君は三菱デリカが砂漠で如何に信頼性があるか
高速で運転しながら延々と「演説」は続く。
逆らうと運転の手許が狂ってしまうと困るので
三菱がリコールで問題を起こしている事をつい云いそびれてしまった。



車は砂漠の奥深く入って行く。
ゴツゴツした岩山に近づく。
オーストリッチの群れが歩いている。
その昔 オーストリッチ(駝鳥)を食用に飼育していたが
今は野生化して砂漠に生息しているそうだ。
卵一個から50人分のスクランブルエッグが出来るそうだ。







(39)ファッションショー

2007年04月13日 09時27分44秒 | 南半球膝栗毛
ファッションショー
2月27日
船内の貴金属・時計店、ブティックなどの共催で
「船上大ファッションショー」の開催のはこびとなった。

モデルは乗船客のボランティア。
子供から成人、老人まで25人 バラエティに豊んでいる。

衣裳、アクセサリーは店頭に展示してある物を全て貸し出す。
フアッションショウ出演者に限りファッションショーで使ったものを
15%引きで購入できる”特典”がある。

姉妹での参加、チビチャンの方はずっと顔を伏せたまま。



ミスターマスダもモスグリーンのシャツを借りて舞台を歩く。
ハット、グラス、パンツ、ウオッチ、シューズなどは自前。

ファッションコーディネーター・スタイリストは勿論ママ。
仲間からは御世辞もあり大好評。



ピンクのパンツスーツ、カジュアルウエァとは思えないエレガントな雰囲気。





フィナーレは、夏のタキシードと華麗なドレス、
俄かモデルとは思えない,堂々たる姿。  




(38)グランド・ガラ・ビュッフェ

2007年04月13日 06時53分31秒 | 南半球膝栗毛
グランド・ガラ・ビュッフェ
2月27日



ブリッジ操舵室見学の後はランチ。

今日のランチは特別、「グランド・ガラ・ビュッフェ」。
フレンチ、イタリアンほか各料理部門のヘッド・シェフやパテシエが
一堂に会しての腕に撚りを掛けた大ビュッフェ。

料理は勿論 見た目にも充分気を使った演出だ。
綺麗に並べられた料理を取り崩すのは勿体無い気がするほどだ。

要所要所には立派な”盛り花” 氷柱や大型野菜の”彫刻”。
シャンペン・ワイン等酒類・前菜・スープ・主菜・サラダ・デザート・チーズ・果物
パン・コーヒー・紅茶 50余りのテーブルに、
これでもかこれでもかと並べられている。
世の中には,充分な食べ物に恵まれていない人の方が多いのに・・・・・。

シェフのユニフォームを着たミュージシャンの生演奏が続くなか、
優雅なランチタイムはいつ終るともしれない。









さあ ランチが終ったら次は午後4時から
ミスターマスダが出演するファッションショーだ。
初めての経験なので多少緊張している。




(37)ブリッジ見学

2007年04月12日 09時26分08秒 | 南半球膝栗毛
ブリッジ
2月27日
セキュリティの問題でブリッジ操舵室の見学は中止となっていたが
突然 船長より日本人乗客有志をブリッジに招待すると連絡あり。
早速 仲間を誘い合ってブリッジに出掛ける。

先ず 船長さんが貸して呉れた船長帽をかぶって船長さんと記念写真。
船長さんはスエーデン人、海の男で右の腕には刺青もバッチリ。



船は4年前にフランスで建造された新鋭船でハイテク装備。
見学に行った時 広いブリッジに見張り役の下級船員(?)が二人だけ、
船は時速18ノットで自動操縦オートパイロットで順調に航行中。



船員さんが双眼鏡を貸してくれたが
大西洋のど真ん中 行き交う船も無く
見えるものは海・海・海ばかり。
その昔は このあたりは「海の銀座」だったそうだが
スエズ運河開通以来めっきり往来が少なくなったそうだ。



ブリッジにある舵 舵輪(ダリン)はよく映画などで見る大きなものを想像していたが、
この船の舵輪はモーターボートのそれと変わらず、少し頼りない感じ。



これは方角を計る計器だが、これは想像どうり。