A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

福井県立美術館

2016年01月27日 19時17分46秒 | 老後
1月25日(月)

今年初めて横浜の「そごう美術館」に行った。
タイトルは「日本画の革新者たち」。
福井県立美術館の所蔵品の展示である。
福井藩士を父に持つ岡倉天心ゆかりの
初期院展作家を主としたコレクションの展示である。


何といっても目玉は特別出品の”菱田春草の(落葉)”
それ以外にもビッグネームが一杯速水御舟
狩野芳崖
江戸時代初期に福井で20年過ごした奇想の絵師・岩佐又兵衛

60点ぐらいの日本画が紹介されている。
岡倉天心が創設した「日本美術院」の大観、春草,観山。
又前田青邨、加山又造など有名作家の作品も福井県立美術館展にはあるのだ。
一見の価値あり。御鑑賞をお薦めする。


楽&萩

2016年01月24日 16時11分17秒 | 陶芸
1月20日(水)




日本橋三越で開催されている
楽・萩コラボレーション展」を覗いてみた。

萩焼の坂倉新兵衛は深川萩の名家の十五代目。
楽吉左衛門は楽焼の楽家十五代目。
一楽,二萩、三唐津と言われる楽焼と萩焼の名手二人が
「乞食王子」よろしくお互いの立場を入れ替え
新兵衛が楽焼きを吉左衛門が萩焼を作陶しようと言う試み。

展示場の入り口今を時めく安部晋三の豪華な胡蝶蘭が目を引いた。
山口県(萩焼)が選挙区だからだろう。

左側の入り口には京都(楽焼)と言う事で千宗室の胡蝶蘭。パネルの写真は萩の窯場を二人で歩いている後姿。



展示は静かな環境で見学者には作品を手に取らせて見させている。

吉左衛門の萩焼には楽焼きに見るあのアバンギャルドの作風が表れている。ただロクロはお世辞にも上手とは言えない。
お座興ではないから真面目にロクロ修行するか止めちゃうかだろう。

新兵衛の楽焼きは吉左衛門の作風を踏襲しているように見えるが完成度は高いと思う。千利休の創意のもと長次郎が茶碗を造り450年近く、
赤楽、黒楽など手のぬくもりが感じられる「手捏ね」の楽焼の茶碗。
それらの潮流からは少し離れた所にある新しい茶碗とお見受けした。

見学後の感想
陶芸作家の余技を見ているようで真剣に鑑賞するものではないと思う。
両氏とも御自分の名前を惜しむべき。



年末年始

2016年01月17日 11時29分16秒 | 家族行事
1月15日(金)

今日は1月15日 我が家の年末年始の行事も今日で一段落。
と云う事で海外時代の友人OK夫人をお誘いして
新橋演舞場で”新春花形歌舞伎”を鑑賞。海老蔵,獅童、右近が出演するし
出し物の中に「弁天娘女男白波」あの白波五人男がある。
時節柄か美しい和服姿のご婦人が目立った。



我が家の年末は結婚記念日から始まりクリスマス・年越し・正月と続く。

ドイツから次男家族が正月休みの為一時帰国し半月程滞在、
我が家は急に賑やかになった。

孫の学友も我が家に泊まりがけで遊びに来てパンク寸前。

元旦には長男家族も集まり全ファミリー10人で御正月を祝った。

1月4日はミスターマスダの誕生日 恒例の「落語」を楽しみ
上野の東京都美術館のミスターマスダの陶芸の
公募展の初日に出席 主宰ほか関係者に御挨拶。

6日静岡の義兄が手術入院中で見舞いに出掛けた。
もう峠は越えているようなので安心した。
毎年、親戚一同でやっているゴルフ、春には出来るであろう。

8日にはSG御夫妻と今年初めての歓談会。 
まず上野の公募展をご案内後昼食 如水会館で碁を打つ予定だったが
「ヒレ酒」が美味くて、少し酔ってしまったので
そのまま歓談を続け5時過ぎお開き。
その日の午前中 公募展会場でミセスマスダの親友のSK御夫妻。
お忙しい中 見に来てくれたのだ。感謝・感謝。

10日は公募展の作品の引き上げ日。
長男のST君に手伝ってもらう事になった。
午前中は展示をやっていたのでランチと言う事で上野の精養軒に行くと
バッタリIZ御夫妻に会う。
今ミスターマスダの作品を見て来たところだと言う。
感謝・感謝。 
年始のお忙しい時期とは思うが沢山の人に見てもらい有り難い事だ。 

この様な状態で忙しかったと言うか充実した年末年始であった。


81歳

2016年01月06日 21時53分53秒 | 家族行事
1月4日(月)



今日は81歳の誕生日。平均寿命からちょっと頭を出しました。
ミセスマスダよりアルパカの赤いマフラーをプレゼントされました。
首に二重巻き出来る長めのマフラーが気に入っています。
次男家族からはドイツ語のバースデイカードも楽しめました。

誕生日には例年寄席に行きます。御徒町で電車を降りましたが
「アメ横」は年末の雑踏・喧騒が嘘のよう 「宴のあと」。

近くの摩利支天に初詣

上野「鈴本」で落語を楽しむ。場内のエレベーター内で文楽師匠にあって御話しできたのはラッキー。
出演時間は短かったが園歌、市馬は良かった。

少し遅い昼食は「鈴本」の隣りの「すしざんまい」
毎年築地の初せりでマグロを最高値で競り落とすあの寿司屋である。カワハギの御造り中とろ、たまご
美味しかった。

食事後 上野公園を散歩しながら東京都美術館へ向う。
今日から1月10日まで「陶花会展」が開催されている。主宰の園部さん(左)と歓談
奨励賞
努力賞

出展作の前に立つミスターマスダミスターマスダの全出展作6点

JR上野駅への帰り道、国立西洋美術館の前庭でロダンの彫刻を鑑賞、
パリを思い出しました。
白梅の蕾が綻んで居りました。




夜、陶芸教室で一杯飲みながらハッピーバースデーを
祝ってもらって長い一日が終わりました。

81歳になりました。
もう無理は効きませんが、
大事に生きて行きます。



フェアウエル・ディナー

2016年01月02日 20時31分09秒 | 家族行事
1月2日(日)

御正月休みに一時帰国している次男のJYクン家族が三々五々帰国する。
第一陣はJYクンと孫娘のAYちゃん。
嫁と孫のTKくんは嫁の実家に泊るので
鶴見は明日から、いつも通りのミセスマスダと二人になる。

JYクンとAyちゃんは明日の朝は早いので朝食抜きで出発
今夜の食事が最後となった。AYちゃんの御所望でパスタとサラダ、
焼き立てのバゲットにデザートと軽めのメニューとなった。

ミスターマスダが腕をふるって
「スパゲティー・カルボナーラ」を作った。評判は上々で「星二つ半」だそうだ。
卵がスクランブルエッグ状態にならぬようにしながら
カルボナーラを熱々に仕上げるのは中々難しい。
ミセスマスダはちょっと「チン」をしていた。
フライパンの上で熱々が出来れば「星三つ」も可能か。

因みにJY家族が日本に来た初日にミスターマスダが
「鍋焼きうどん」を作ったがこれは「星三つ」の評価であった。

それ以外に「すき焼き」の「鍋奉行」も無難にこなすことが出来たし
JYクンと共同で調理した「とろろ汁」も家族に好評であった。

今年の元旦には長男家族も来て鶴見の家は大賑い。
子供・孫全員総勢10人 最近にない幸せな時であった。