A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

歳末

2014年12月31日 12時14分22秒 | 家族行事
12月30日(火)

ミセスマスダが門の松飾りや家の中の正月飾りを終えるのを待って
午後から歳末風景を見物がてら出掛けて行った。
幸い長男のSクンが都合を付けて運転手を兼ねて付き合ってくれるという。

ミスターマスダは本日初日の銀座・松屋で開催の「古田織部展」を見たい。



古田織部は千利休の後継者ではあるが「侘び茶」と「ひょうげ」 正反対の流儀である。
ミスターマスダは織部の陶器が大好きで多治見まで行って
求めたりもするが自分でも好んで作陶している。












松屋のデパチカでは御正月用にフランスの香を少々
22カ月物のミモレットと良く熟れたブリーを求めた。

次はミセスマスダの希望で汐留カレッタのライトアップ。





夕食は汐留電通ビルの46階の長めの良い和風レストラン。

東京タワーもう一方は東京湾
晴れているので夜景が美しい。
今日一番の御馳走かも。



河豚のウスズクリのお刺身 ミスターマスダの好物



帰宅後 ミセスマスダ好みのデザート「サンタのエクレア」
ちょっと時期はずれ・・・、これは絶品のお味なので、今年はこのシーズンに何度か食した。

参考資料
ミスターマスダの「織部」作品を御披露したい。
大部分の作品は友人に貰ってもらっているので手元の作品は少ない。蔓付き大皿

竹籠風花器

扇型八寸

急須

抹茶茶わん

ぐい呑み5点


本年も弊ブログを御高覧賜り有難う御座いました。
皆々様にはどうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年も宜しくお願い申し上げます。
12月31日  増田 忠夫



94)帰国

2014年12月29日 20時40分47秒 | 欧州45日
7月21日(月) 

45日間ヨーロッパ滞在最後の日である。
昨夜は親子三人Jクンのステーキで大いに盛り上がった。

今日は友達へのお土産の買い増しに出掛けたが
お目当てのお店は土日に空けている関係かお休み。
以前、ドイツに駐在していた友人夫婦が、息子さん家族と
一緒に住んでいて二人の愛らしいお嬢さんがいるので、
ドイツのお人形をと思ったのだが、諦めざるを得ず。

ドイツパンが大好きな御家族、Jクンが前から焼き立てのパンも
喜ばれると思うよと言っているので、ミセスマスダがせめてもに
とドイツのパンを土産に買った。

そうこうしている間にJクンが最期のお別れに来てくれた。
我々のアパートの食品などをJクンの冷蔵庫に移したり結構仕事がある。
Jクンが心尽くしに新しいコーヒーとヒンケルのペーストリー買ってきて
コーヒーメーカーでそれはそれは上手に入れてくれたので、
お別れの時間をゆっくり皆で楽しんだ。


午後2時予約をしておいた迎えの車が来た。
アパートの前のカモがお別れのあいさつに出て来た。


ちょっとJクンのオフィスに立ち寄りJクンの同僚に御挨拶をした。 
Jクンはしっかり仕事をしているようで大変嬉しく感じた。


車は2時間半一路フランクフルトへ。
少し余裕を持って到着したので時間まで
ルフトハンザのセネター・ラウンジで過ごす。







帰路は何とも平和なフライト。22日の夕方には成田到着。
45日ヨーロッパ滞在記の完結である
長々の弊ブログの御高覧 多謝。

Jクンが単身赴任でデュセルで淋しい思いをしているのではと思い
今回はJクンの激励の意味でもヨーロッパ行きを考えたが
あちらにいってみるとJクンにお世話になることが多く、
逆に彼の仕事を邪魔してしまったのではないかと反省している。

一人で頑張っていると人間しっかりしてくるものか
何の心配もないと確信して帰国の途に着いた。
しかし別れと言うものはいつも何か哀愁のようなものを残す。

なおJクンは一年八カ月の単身赴任生活を終え
九月より家族帯同の駐在員生活となり
我々親としても少し安心している。。
















93)旅の終わり

2014年12月28日 21時59分50秒 | 欧州45日
7月20日(日)




ゴルフを終えたJクンが顔を出した。
明日は帰国なので色々話を楽しんだ。

例によってライン川の畔に3人で散歩に出た。
相変わらずライン川の船の行き来が忙しい。












この船は対岸との間を行き来するフェリー





歩くのに疲れたのでライン川のデュセル辺りを一時間ぐらい
ぐるりと回るラインクルーズに乗ってみた。
雨が降り出したので雨宿りにも丁度良かった。




デュセルドルフの見慣れた建物を観光船に乗り
川側から眺めるのも一興である。

ここにも銅像が・・・





生憎 雨が大降りになって来た。船内に退避。





船を降りたときには雨も止んでおりラッキー。


この船は何だろう。大きな牛の「張りぼて」が乗っている。
「張りぼて」をどこへ運んでゆくのか。
それとも広告なのか?













ライン川は相変わらず大きな運送船の行き来が激しい。









明日は日本へ帰る。ライン川も見納めである。



今夜はJ君が腕を振るって夕食を作ってくれる。
食材は昨日入手済み。J君のステーキを焼く腕前は超一流。いつも極上の味。
今夜はマッシュルームとオニオンをたっぷり炒めたものを添えて。
ミセスマスダもこの「おもてなし」には感動。


右下のトマトはチョコレートトマト。外側の色がチョコレート色
中は赤。実はかたくトマト本来の持つ味、野性的な味が美味しい。
日本にもこのトマトがあるといいのだが。




最後の夜なので夜遅くまで話が弾んだ。




92)ライン川 浪漫

2014年12月27日 19時54分59秒 | 欧州45日
7月19日(土)


Jクンが一階から二階の我々の部屋に来て3人でスコーンの朝食。






11時過ぎ 寝不足で疲れているミスターマスダを残し
Jクンとミセスマスダ2人揃ってライン川の散歩とマルシェへの買出し。
Jクンが上手に案内してくれたからだろう、
先頃、我々二人で行った時よりもデパートは大変良かったそうだ。

午後はミスターマスダひとりでライン川へお散歩に出掛けた。


ドイツでは空き地があると中高年が「ペタンク」に興じている.
ゲートボールの様なものか。

ライン川の畔に出て来た。飽きずに船の往来を眺めた。この風景が好きだ。





























この街には何処に行っても銅像とかパブリックアートがある。

夕食はデュセルドルフの名所となっている歪んだ建築物のある
「建築実験地区」のヨットハーバーの近くのイタリアン。
シーフードプラッターがことのほか美味かった。牡蠣、マテ貝 タニシ まいう~。









マテ貝



林檎のデザート

ドイツの国民性か豪華絢爛なヨットやクルーザーは見当たらない

イギリスに行っていた間 溜まっていた日経に目を通す。
漸く「波止場ロマン」の連載が終わって
新しい小説「禁断のスカルペル」今度はどうかな?

こちらのニュースを見ていると日経と話が合わない。
矢張り欧米とそれに関連する中東などを軸に世界は動いている。
もっと国際的なニュースを伝えないと日経だけ読んでいると
本当の世界の動きを見失う。

J君は明日は早朝ゴルフだそうで10時ごろ引き上げていった。



91)ライン川の花火

2014年12月23日 16時46分40秒 | 欧州45日
7月18日(金) 

 
昨日のラ・ボエームは良かった。
今日はロンドンからデュセルへの移動日。
飛行機の事前予約からヒースローへの車の手配まで全て落ち度なく
Jクンがやってくれていたので助かった。
スターアライアンスのロビーに入るとフライトは1時間半遅れ。
たらふくお酒を飲んで新聞を読んでいると「大ニュース」
ウクライナでテロによりマレーシア旅客機撃墜さる。ひどい話だ。

ヒースロー空港からデュセルドルフへ。


昔と変わらず超音速旅客機コンコルドが飾ってある。



今回もJクンが我々の帰宅をアパートの前の公園で待っていてくれる。
Jクンが用意してくれていたデュセルドルフのアパートに無事入居。
我々がイギリスを旅行している間預けておいた
荷物も全て部屋に運んでくれてあって感激。
Jクンはその後会社へ戻る。
今夜は接待があり帰宅は何時になるかわからないので、
色々ゆっくりお話するのは明日土曜日にと。

ミスターマスダはお昼寝、ミセスマスダは生活立ち上げのため
イギリスからの荷物整理やスーパーへ買出し。
久し振りの胡瓜の酢の物、「揖保の糸」、やっぱりおいしいなあ。
急須でしっかり淹れた食後のお茶は極上、極上。
Jクンが“メゾン・ド・ショコラ“のチョコレートも用意してくれてあって
これは感動物である。

夜はライン川の花火見物。
10時半、漸く日が暮れてライン川畔に花火が上がり始める。
日本とは技術が違う。
打ち上げ花火は円く上がらないし色数も少ない。
しかしごみも出さずお行儀良く最高潮に達すれば歓声と拍手。
観衆は真に花火を楽しんでいるしお行儀も良い。





ライン川の土手は花火の見物客で一杯



橋の欄干にも花火の見物客が鈴なり

そろそろ花火が始まるぞ

花火が上がった 「たまや~」
















































40数年前、オーストラリアのシドニー、ダブルベイで見た花火、
海外勤務で初めてみた花火だったので、その後ずっと印象に残っているが、
今夜のライン川の花火も思い出深いものになるだろう。







90)ラ・ボエーム

2014年12月20日 14時59分08秒 | タイ四都巡り
7月17日(木)夜



シェークスピアのグローブ座を見学したのち
昨日見残したハロッズを再訪。矢張り世界一デパートだろう。
支えているのはアラブ人とイギリスのお金持ちか。 
ミスターマスダもイートインで
シャンペン・キャビア各々100ポンドのメニューを横目で見ながら
ホットチョコレートを飲んでみた。

一旦帰宅してお昼寝。

コペントガーデンのロイヤルオペラハウスで「ラ・ボエーム」鑑賞。
驚いたことにオペラハウスのロビーは
「ポール・ハムリン・ホール」と名付けられている。勤め人時代にお世話になったイギリスの出版社の社長さんの名前である。
大金をドネーションしたのだろう。
ミスター・ポール・ハムリンに敬意を表してポール・ハムリン・ホールで
シャンパンを飲みながら舞台の開くのを待った。










ラ・ボエームの舞台は古典的、写実的な舞台装置。
最近はコンテンポラリー調が多いのでホットする。
音楽は素晴らしい。スーパーインポーズについてゆけず
少し物語の進行がわからぬところもあったが
「冷たい手」「私の名前はミミ」のアリアは良かった。











興奮を抑えるため駅前でビールを求め家で二人で飲んだ。

今夜がロンドン滞在 最後の夜。
明日はデュセルドルフに戻ることになる。




89) グローブ座

2014年12月19日 13時56分49秒 | タイ四都巡り
7月17日(木)午後

ランチの後はテート・モダンに隣接するグローブ座の見学。
ミセスマスダの強い希望である。

グローブ座(グローブ座、Globe Theatre)は、
エリザベス朝を代表する劇場の一つ。
1598年、ロンドンのテムズ川の南岸(サウス・バンク)に建てられた。
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲が数多く初演された劇場として、
演劇史に名を残している。
劇場は木造で、20角形の円筒型をなしている。
中央の中庭部分は、立ち見客用の平土間と、建物から土間に突き出す形で
設置された舞台からなっていた。
円筒の部分は桟敷席となっており、
追加料金を払った観客が上がっていくことができた。
桟敷席では、座って舞台を見下ろしながら観劇することが可能だった。

復元されたグローブ座はシェックスピアの時代を再現しており
雰囲気も味わえ本当に良かったグローブ座の前に開けるテムズ川

復元されたグローブ座











舞台裏でのレッスン風景

シェクスピアの胸像と記念撮影

此のグローブ座で上演されたジュリアス・シーザーのポスター

リア王のポスター

今晩はコベントガーデンでオペラ鑑賞。
一旦アパートに帰ることにした。






88)テート・モダン

2014年12月17日 13時32分33秒 | 欧州45日
7月17(木)午前

テート・モダンはイギリス・ロンドンのテムズ川畔、
サウス・バンク地区にある国立の近現代美術館。
ロンドンにある多くの国立美術館の中でも異彩を放っているのが、
巨大な発電所だった建物を2000年に改造し
近代美術館として公開されている
テート・モダン」で、収蔵している美術品だけでなく、
その建物も一見の価値あり。

テート美術館のモダンアート部門が別れてテート・モダンとなり
テート美術館はテート・ブリテンと改名し共に、
国立美術館ネットワーク「テート」の一部をなしている。
入場無料。
テート・モダンに改造されたが火力発電所のシンボル煙突はそのまま

テート・モダンの正面入り口

「THE CUT OUTS」のタイトルで
マティスの切り絵展が開かれている





テート・モダンに面したテムズ川とそれに架かる橋











美術館内部







吹き抜けのロビーは発電所跡らしく物凄く大きい。





ちょっと早いが美術館のカフェテリアでランチ。
景色眺望は中々良し。








シルエットが気に入っている



ちょっとした芸術写真

ランチの後は隣接するグローブ座の見学。






87)ナイトブリッジ

2014年12月12日 19時04分27秒 | 欧州45日
7月16日(水)夕方



グリニッチのカティー・サークや天文台の見学を楽しんで
帰路再び船に乗ってテムズ川をロンドンに向かった。


船着き場のあるこんな古い家に住んでみたい。


タワーブリッジはロンドンの象徴だ。


タワーブリッジの真下を通過

















シェクスピアのグローブ座が見えてくればもうウエストミンスターの近く。
下船である。








ナイトブリッジのハロッズ百貨店に立ち寄るが
ミセスマスダはハロッズの良さを見直したようだ。
流石イギリスの上級社会とアラブの金持ち御用達のデパート。
















夜分J君より電話がありデュセルドルフへ帰る旅程の打ち合わせ。夜は日本語テレビ。何か日本と変わらない。




86)グリニッチ天文台

2014年12月11日 15時47分28秒 | 欧州45日
7月16日(水)午後


ランチは近くのブラッセリー「ジプシーモス」で。
40年前ここに来た時は一人乗り無寄港世界一周をした「ジプシーモス」が
ここに展示されていたが今はブラセッリーの名前でのみ残っている。








ランチをここで済ませてからグリニッチ公園の高台にある
ロイヤル・オールド・オブザベートリーに向う。
多少息が切れたが何とかたどり着く。
昔見たものとちっとも変わっていない。
子午線をまたいで見たりFEET足の大きさを確認したり以前した事と同じことをし、同じように写真を撮る。
肝心の時間だが時計は一時間遅れ。
イギリスは今はデイライトセービング(サマータイム)なのだが
修正していない。イギリスらしい頑固さだ。初期の天体望遠鏡

グリニッチ標準時の時計と1フィートの表示と自分の足を比べる



ロイヤル・オールド・オブザベートリー

子午線(経度0度)を跨いで



天文台の裏庭からグリニッチ公園の御花畑に続く















帰り道に食べたアイスクリームが途轍もなく美味い。

さあこれから再び船に乗ってロンドンに帰ろう。




85)カティー・サーク

2014年12月10日 15時19分46秒 | 欧州45日
7月16日(水)昼


カティーサーク号のマストが見えてくるともうグリニッチ。
40年前きたときと違いカティサーク号は見学しやすいよう
船の博物館になっている。

カティサーク(Cutty Sark)は19世紀に建造された
イギリスの快速帆船である。

中国からイギリスまで紅茶を輸送する「ティークリッパー」として、
いかに速く一番茶を届けるかを競った。
しかしながら、その建造時期はスエズ運河の完成直後であったため、
ティークリッパーとして活躍した期間は短い。

カティサークは現存する唯一のティークリッパーとして
ロンドン近郊のここグリニッジで保存展示されている。


全長:86メートル
全幅:11メートル
マスト高:15,6メートル
喫水(積載時):7メートル







舵輪(船の舵)

チャート・ルーム(海図室)

厨房





船底の下は見学者の為のカフェテリア

喫水線から下の船底は銅版で覆うわれている

ここグリニッチはカティー・サークの展示で知られているが
世界的にはグリニッチ天文台があることで有名だ。
子午線(経度0度)が通っておりグリニッチ標準時として知られている。
ランチの後午後はこの天文台に行ってみよう。




84)テムズ溯上

2014年12月09日 19時57分11秒 | 欧州45日
7月16日(水)朝


今日はテムズを遡上してグリニッチへ行ってみたい。

アパートを出て地下鉄サウスケンジントン駅へ
地下鉄の駅への道

もう大分見馴れた風景になっている

サウス・ケンジントン駅の入り口

ウエストミンスターブりッジのふもとより船に乗り一時間
のんびりした航海でウオータールー、ロンドンブリッジ、タワーブリッジ等
眺めながらグリニッチへ。

テムズの両岸の建物は意外にモダン 
ドバイのようにユニークな建物が建っている。
グリニッチ行きの船はロンドンアイの対岸より出発する

天気も良く乗客は多い

船の操舵室

愈々出帆 





このカモフラージュされた軍艦は昔から停泊している

ユニークな建物





左側の船員がテムズに関して色々説明してくれる

オフィスになるのかホテルになるのか?

倉庫ではないと思うが・・・・



グリニッチが近づいてきた。カティーサークのマストが遠目に見える。愈々ひさしぶりのカティーサークとの御対面になる。