A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

美術館巡り

2011年06月19日 19時47分09秒 | 陶芸
最近 閑を見つけて展覧会巡りをしている。

6月12日(日)

戦前から戦後にかけて少女雑誌を中心に
圧倒的な人気を誇った蕗谷虹児(ふきやこうじ)。
新潟県新発田の出身だがミスターマスダも勤め人時代新発田にある工場の
担当をしたこともあり蕗谷虹児には親しみを覚える。

竹久夢二に見出されただけあり画風もどことなく似通っている。
またペン画はビアズレーほどの妖艶性は無いが
子供向けではなく大人の鑑賞に堪える挿絵だと思う。



























6月8日(水)



菊池ビエンナーレは現代陶芸の振興を目的に隔年で開催されている公募展である。
作家それぞれの感性と技術が結晶した作品は
形体、質感ともにバラエティーに富み見ごたえがある。
この多彩な作品群を通じて日本に於ける現代陶芸の今と魅力を
感じることが出来 大いに刺激を受けることができた。

今回の大賞(上の写真)は岡田裕氏 
萩の陶土の白と火色の赤と炭化いよる黒の3色がバランスよく配置され 
見事に器の外と内を飾り豊かな装飾的効果をあげている

優秀賞 中村伸子氏 




帰りに東京駅近くのビロンで食事 
この店はワインのセレクションがよい
今日はサン・テミリオンにした





6月3日(金)



画は生きていなければならぬ
中川一政の口癖である。

中川は雑誌「白樺」によって日本に紹介されたゴッホやセザンヌに
触発され独学で画風を確立した。

97歳で亡くなる直前まで衰えることを知らない
創造エネルギーは感嘆すべきであろう。
生涯を通じて作品表現に駆り立てたものは
対象に対する「感動」であろう。
表現は絵画のみならず陶芸・墨書と多岐にわたっている。




駒ケ岳

二つの壺の薔薇 花器のマジョリカ焼きが好きだ

福浦風景 中川が好んで描いた近所の漁港

金魚 岩彩

鯛 「我のみや」 額縁も中川の作  

唐津陶板 「我はでくなり」

独行此道 ひとりこのみちをゆく・・・中川一政  

この文化勲章画家は多作であったがその人気ゆえか
作品の多くが散逸してしまっている。
今回の展覧会は展示点数100点 
中川の独自の精神と軌道に触れた気がする。




寿命

2011年06月03日 13時05分22秒 | 老後
有料老人ホームの説明会に出席してみた。
これはその時 説明を受けた資料・データの一部である。


まず平均余命
あと何年生きられるか?
ゼロ歳の人は平均寿命と平均余命は同じである。
75歳の男性はこれから12年ほど女性は15年ほど生きられるということ。
あくまでも平均だが これからの暮らしの何らかの参考にはなろう。






要介護の可能性は誰にでもある。
年代別・性別 要介護認定率となると
老年になるに従い女性のほうが要介護認定率が高くなっている。
女性は平均寿命が長いと云われているので大変である。
85歳以上になると62%の女性が要介護認定となる。







その原因疾患は何だろう。
まず男性 脳血管疾患が多い。




女性の場合は 脳血管疾患は云うに及ばず
高齢による衰弱 関節疾患 認知症 骨折転倒が目白押しだ。







65歳以上の要介護 寝たっきり期間
約半分以上の人は3年以上の要介護認定であり 寝たっきりである。
外国に比べると植物人間化した患者も多いそうだ。
長期化する介護をどうする。



最後に平均寿命だが年々伸びているが女性のほうが長生きだ。
健康寿命が意外に低いのには驚きだ。
男性の健康寿命は72歳 ミスターマスダは76歳でまだ何とかサバイブしている。
平均寿命と健康寿命の差は7~8年 
7~8年グズグズ病気をして死ぬのだろうか。
この7~8年の期間を少しでも短縮し対ものだ。



理想はPPK(ピンピンコロリ)であろう。
高齢で病んだ場合 回復も目途が立たぬ場合は
躊躇いなく尊厳死を選びたい。