A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(16)フォーブル・サントノーレ

2012年07月28日 22時03分37秒 | パリのアパルトマン
5月31日(木)



日曜日と木曜日は近くのバスチーユ・マルシェが開かれている。
今朝も早速マルシェに買出し。
ドーバーソールはその場で皮を剥いてくれた。
フィレミニヨンは少し厚めにカットしてもらった。
















昼食用にはマルシェで仕入れてきた美味しそうな「リエット」と
よく熟した「ブリ-」「生ハム」などで軽く済ます。






アパルトマンでランチの後午後の散歩。


オペラからマドレーヌ寺院方面フォッションの店はデリカテッセンと
カフェが一緒になったような店になっており昔の面影がない。

ミセス・マスダはフォッションの向かえ側にある
これも老舗のデリカテッセン「エディアール」へも。
ミスターは、店先の椅子で休憩。
ミセスは五色の胡椒と黒い塩を買ってきた。
実用品ばかり・・・。
それにしても真っ黒な塩、これは珍しい。

プランタン百貨店

マドレーヌ寺院

フォッション店頭




フォーブル・サントノーレもミスターマスダが若い時、37,8歳頃だったろうか、
その時のような活気はない。
ただエルメス店内に入ってみると昔の雰囲気そのままで懐かしかった。

あの時 ミセス・マスダに頼まれていた
バーキンのハンドバッグを買おうとして
値段が桁外れに高かったのに驚いた思い出がある。
日本円にして16,7万円だったが、店員にここで買い物をするような人は
一つ一つ値段など尋ねたりはしないと言われた事も懐かしい。

その後、日本でこれ程のエルメス・ブームが起きるとは???


疲れたのでエリゼ宮の先の「ホテル・ブリストル」のロビーで一休み。
五星ホテルとか、良い雰囲気で疲れも取れる。
ストロベリータルトとアールグレー、冷えたハイネッケン 
至福の時であった。

超高級車が駐車しているブリストルの前






エリゼ宮からシャンゼリゼ通りに出てコンコルド広場まで歩き
今日の散歩は終わり。






(17)急行シャルトル行き

2012年07月27日 07時22分55秒 | パリのアパルトマン
6月1日(金)



シャルトルの大聖堂 ミセスマスダの憧れの大聖堂 
ここのステンドグラスは世界一といわれている。

今回のフランス旅行で初めて我々だけで計画し
我々だけで行く地方旅行であり少し緊張している。

出発駅モンパルナスは昔は上野駅のようだったが
最近大変モダンな建物に改築した

朝10時過ぎモンパルナス駅から急行でシャルトル駅まで
聞き覚えのあるヴェルサイユ駅ランブイユ駅を
通過して1時間20分。



モンパルナス駅前にて

シャルトル行き急行列車に乗り込むミスターマスダ





ベルサイユ宮殿で有名なベルサイユ駅通過

サミットが行われたランブイエ宮の最寄駅











急行列車の車内で寛ぐミスターマスダ

シャルトル駅に到着。








シャルトル駅の前で

シャルトル駅前はごく平凡な田舎の駅のよう。
カフェ、食堂に並んで日本食のレストランがあったのにはいささか驚いた。
さあシャルトルの大聖堂へ行こう。
駅から徒歩7分と聞いている。





(18)シャルトル大聖堂

2012年07月26日 09時07分31秒 | パリのアパルトマン
6月1日(金)


シャルトル駅から徒歩7分ぐらいのところに
シャルトル大聖堂はある。
シャルトルにはサン・タンドレ教会、サン・ピエール教会、中世の面影を残す
街並みなど、他にも見たいものは沢山あるが、まず、大聖堂へ行こう。


大きい! 世界最大級の大きさ

左右の尖塔の形が違うところに注目
左側はロマネスク様式、右側はゴシック様式。









ベルデイのレクイエムのコンサートを大聖堂でやるらしい

ローマ法王もこの大聖堂を訪ねている



大聖堂の床にある路を辿って歩くと聖地巡礼と同じ御利益がある










内部に入ると建物の4面すべてブルー系のステンドグラス圧倒されてしまう。

























さあこれからランチだ。





(19)サンジェルマン・デュ・プレ

2012年07月25日 14時08分03秒 | パリのアパルトマン
6月1日(金)


大聖堂を見ながらのランチとなった。
エスカルゴは秀逸、サンドウイッチはまあまあ、
オニオングラタンはイマイチであったが
エスカルゴの美味しさががすべてカバーしてくれた。






モンパルナス駅に戻ってきた。



駅前のマルシェはうっとおしい




地下鉄をサンジェルマン・デュ・プレで途中下車してカフェで一休み。





カフェ・ドゥー・マゴの前で




ムスカデの白とタルト・タターンを注文。
タルト・タターンは今までで一番美味しいものであった。






隣のフランスの老婆と雑談していたら
苺が食べきれないとこちらに回ってきた。
断るのも角が立つのでご馳走になった。
どんな生活をしているお婆さんなのだろう。
一人暮らしの老人が早目の夕食を摂っているような
雰囲気だったが、話は「フクシマ」にまで及んだ。




このカフェはサルトルとかボーヴォワールとかピカソなど
セーヌ左岸の文化人「御用達」で、数年前に東京・
渋谷の文化村にも店を出した。

店内にあるピカソと恋人の写真



シャンゼリゼのカフェは明るくアメリカ的と言うか国際的、
サンジェルマン・デュ・プレのカフェは地元的と言うか
昔のパリの雰囲気が残っている思う。


カフェの向かいにあるサンジェルマン・デュ・プレ教会を覗く。
ミシガン大学からコーラスのグループが来仏 ミサに出席している。



ミシガン大学のコーラスが演奏中 声が良く響いていた




帰りの地下鉄は少し混んでいたがフランス人は親切で
よく席を譲ってくれる。
最近髪の毛を短くしたので更に年寄りに見られているのかも。


長い一日が終わりアパルトマンに帰ってきた。
我がアパルトマンから見える景色は素晴らしい。

バスチーユの7月革命塔を遠望

路を挟んだ向かい側 アパルトマンである

6月1日はこれで終わり。






(20)オペラ座

2012年07月24日 14時46分09秒 | パリのアパルトマン
6月2日(土)


朝起きたら寝汗をかいていた。
25日以来毎日どこかへ出掛けているしよく歩いている。
歳のことを考えるとオーバーワークか?、
まだ自立神経失調症も完治していない。
無理の無いよう近間のあちこちへ行く事にした。

今日のメインはガルニエ・オペラ座見学。
バスチーユに新オペラ座が出来て以来、
このオペラ座ではバレーが主に上演されている。
オペラはバスチーユ・オペラでの上演となっている。。

オペラ座の裏口にある設計者ガルニエの胸像


建物は重厚そのもの。
正面大階段は劇場内に観客を導いてゆく。











観客が集まるグラン・ホワイエの天井から壁にかけての
装飾は見事なものだ。
歌舞伎パリ公演のときここでパーティをしたそうだが
さぞ華やかなものだったろう。



ベルサイユ宮殿の様だ



今日はリハーサルも無いので劇場内部の見学が出来る。






今日のお目当ては劇場に描かれたのシャガールの絵だ。
絵のタイトルは「夢の花束」
いろいろなオペラの名シーンが描かれている。
シャガールでもガルニエの建築に対抗するのは大変だ。







ミセスマスダはオペラ座のミュージアムショップで
シャガールの天井画をデザインした丸い手鏡を幾つか購入。


これから見なれた景色だがパリを散歩の予定。



(21)ダブルデッカー・バス

2012年07月23日 06時28分08秒 | パリのアパルトマン
6月2日(土)

オペラ座の内部の見学をした後
疲れてはいけないのでオペラからダブルデッカーの観光バスで
ぶらりぶらりパリ名所を見ながらシテ島のノートルダム寺院まで。

まずやって来たのが「エトワール」凱旋門 

シャイヨー宮から見るエッフェル塔





セーヌ川



アンバリッド

ロダン美術館

アレキサンドルⅢ世橋

セーヌ川越しに見るオルセー美術館


シテ島のノートルダム寺院前でダブルデッカーを降りる。
ランチはエスカルゴとラザーニア、
フランスでラザーニアが美味しいというのも変だが美味しかった。





カフェで寛ぐミスターマスダ




ノートルダム寺院を見ての印象は余り大きくないなあと言うこと。
昨日のシャルトルの大聖堂が余りにも大きすぎた。
さてノートルダム寺院の内部見学の積もりだったが物凄い行列、
炎天下1時間半は並ばねばならないらしい。


そこでノートルダム寺院の内部の見学はスキップして
ステンドグラスがすごいと言われているサント・シャペルへ移動。







(22)サント・シャペル

2012年07月22日 06時57分51秒 | パリのアパルトマン
6月2日(土)



ノートルダム寺院は「我々のマダム」即ち「聖母マリア」と云う事だと
前にもふれたが世界中で数あるノートルダム寺院のうち
ここのノートルダム寺院が一番代表的なものであろう。

あまりにも待ち時間が長いためノートルダム寺院内部の見学はスキップして
サント・シャペルの見学に向かう事にした。


ノートルダム寺院から歩くこと10分シテ島のほぼ真ん中にある裁判所の
敷地内にあるサント・シャペルはステンドグラスで有名、
友人のモモコサンはここで行われるコンサートを絶賛されていた。
さもありなん。
































サント・シャペルやノートルダム寺院のあるシテ島に
隣接してサンルイ島がある。
上品なブッテックとアパルトマンの島だが一部観光地化している。
アイスクリームで有名な島らしい。
カフェでも皆なめているしアイスクリーム屋は子供ずれが
長い行列を作って買っている。



ミスターマスダがカフェで寛ぎ休憩している間に
ミセスマスダは島中のブティック・土産物屋を探索
友人への土産物を探し当ててきた。

帰途セーヌに沿った川岸で古本市を見た。
日本の本も売っていた。




地下鉄のシテ島駅前では「花市」有名らしい。









明日もあることだし早めに帰宅。

パリに来てからまだ夕食は外食した事がない。
体調のことを考えると外食は一日一回が良いようだ。



(23)オランジェリー美術館

2012年07月21日 08時57分19秒 | パリのアパルトマン
6月3日(日)


明け方大きな雨音で目が覚めた。
パリに来て初めての大雨である。
夜が明けると雨は上がったが曇り空で気温は寒い。
今日は日曜日でマルシェの日だ。

早速出掛けて行き活きのよい鰯を購入、
今日の夕食はオリーブオイルのハーブ焼きになりそうだ。
またこの間スーパーで買ったミモレットがイマイチだったので
今度は良く吟味して「24ヶ月物のミモレット」を再度買ってみた。


















マルシェで買った24カ月物のミモレット 美味しい!合格

さくらんぼは出来のよいアメリカンチェリー


今日の昼食用に鶏肉付きのパエリア


新鮮なインゲン豆、1・5ユーロ程で、袋いっぱい、手に抱えるほど買える。
他にもラズベリー、日本では見かけない小さな、ちいさな人参など
いろいろ求める。
ミセスマスダはクロワッサンやパン・オ・レザンなど
色々なパンを買ったがミスターマスダは
パリでは「パンはスーパーのものの方がまだまし」と感じているが、
いずれにしても、なかなかこれこそが”我がパン”という物に出会えない。
これでは、パンに関してはパリ滞在中ずっと悩まされそうだ。
昼食をアパートで済ませてからの外出である。


今日の予定は少ない。
オランジェリー美術館に行ってから東駅によって切符の手配。
オランジェリーに行って気がついたことだが今日は第一日曜日、
全ての美術館、この日は入場料が無料である。
その為、大変来館者が多かった。

オランジェリーの前の菩提樹の花
今、パリはこの花の花盛り、
花はハーブ・ティとなり安らかな睡眠を約束してくれるとの事。

ロダンの彫刻が入り口の前にある








オランジェリーのお目当てはモネの「ニンフ」睡蓮である。
2007年新装成った2部屋に8枚並べてある。
クレメンソーの依頼で描かれたこの画は
以前は地下室に展示されていたが一階に移され
採光は自然光で以前より鑑賞条件は良い。
モネが当時望んでいたことが漸く実現された事になる。



今回はドビッシーのBGMつきであった


企画展は「ドビッシーが影響を受けた絵画」の展示である。
ジャポニズムも含まれており浮世絵はもとより
石橋正二郎さんとドビッシーの親交を伺かがわせる写真などもあった。









地下部分は常設の「印象派」からマチス・ピカソまでの展示、見ごたえがあった。

帰りに東駅によってナンシー行きとロンシャン行きの切符を手配。

ロンシャン行きは直行は一週間に何本と言う少なさで
スケジュール調整で駅員との交渉に難儀した。
なお 心配していた体調は毎夕午後9時頃から寝たりして
節制しているので大分良くなってきた。





(24)サンマロ行きTGV

2012年07月20日 12時10分16秒 | パリのアパルトマン
6月4日(月)


サンマロへはSGさんや次男のJY君の強い勧めで行く事になった。
ブルターニュのサンマロはノルマンディのモンサンミッシェルと
隣り合わせの港町 ミスターマスダは気に入るだろうとのことだった。
ミスターマスダもサンマロは多分ノルマンディーのオンフルール
の様な所と想像し期待している。



朝一番モンパルナス駅始発のTGVで出発だ。


モンパルナス駅前のモンパルナス・タワーはパリ市内で唯一の高層ビル

駅構内はイル・ド・フランス(郊外電車)から下りてくる通勤客で結構混んでいる

日本でも御馴染の「ポール」でパン・オ・レザンを購入 列車内の朝食用だ
日本ではポールは高級店だがフランスでは普通パン屋



掲示板にサンマロ行きが表示されたが出発20分前まで
プラットフォーム番号が決まらない

5番線に決まった

愈々乗車



出発進行。
我がTGVはイル・ド・フランス通勤電車と競争して走っている。








最初の停車駅レンヌ。











このTVGは一般列車と線路を共用しており踏み切り」
もあれば「無人駅」もある。
スピードを落とすところもあるがダイヤに織り込み済みか
定時運転を守っている。
日本の新幹線に比べると車内は一回り小さく暗い、新幹線の方が快適。
大型車両でスピードを出せる新幹線の技術は素晴らしいと
TVGに乗って感じた。

パリを出発して15分もすると車窓の風景は田園農園に変わる。
フランスは農業国だ。
沿線には火力発電所もあれば無数の風力発電機も乱立している。









モンパルナスを出てから3時間半
サンモロ駅に到着。







サンモロは一大観光地と思いきや意外に駅に降りた客は少ない。
駅前は典型的な田舎の駅。
土地勘のないサンマロ さあ今日一日 どのような観光となるのか?




(25)サンマロ

2012年07月19日 07時09分13秒 | パリのアパルトマン
6月4日(月)


ブルターニュの港町サンマロにやってきた。

サンマロも町はごく普通の港に面した街だが
海に突き出した場所が城壁都市になっている。
その昔政府公認の海賊の基地にもなっていたそうだ。



2次大戦でナチに徹底的に爆破されたが見事に復元された。
外観は要塞都市マルタ島バレッタに似ている。

大ヨットハーバー ここはレジャーセンターでもある

城壁都市に隣接している旧港 オンフルールの様なものか

城壁都市の沖には砦がある 干潮時には地続きになる

ノルマンディーと同様ブルターニュも潮の干満の差が大きい



城壁で囲まれている部分が観光地となっている。











城壁にへばり付いて咲いている名も知らぬ花




パリから3時間半サンマロに下車した乗客は多くなかったが
今日は大型クルーザーが寄港しているせいか多少観光客が多いようだ。

ランチはバケツ位の大きさのキャセロールにいっぱいのムール貝と
牡蠣 フランスで初めての牡蠣である。
冷えたシャルドネが良く合っていた。










食事の後は城壁都市の内部の散策。
まず正面にある教会、サン・ヴァンサン大聖堂。







今回の旅行では中々良いステンドグラスに出会えてハッピー







今日は少し天気が悪く肌寒い。
城壁内のお店を冷やかして歩く。
土産物屋にブッティックそれにお菓子屋など、
焼き菓子クイニーアマンはここの名物。
ブルターニュと云えば民族衣裳姿の男女を描いたカンペールの陶器が有名。
ミセス・マスダは良い物に出会えないかとあの店、この店とチェックしているが
思うような品は見つからないらしい。
結局、民族衣裳の男女をプリントしたお盆を二つ、三つ求めて妥協したようだ。





















ブルターニュ名物の蕎麦のクレープも是非ここサンマロで食べてみたい。
日本で食べているのと大体同じ感触・味であった。
SGさんに絵葉書を書きながらのお茶タイム。
これも旅の大きな楽しみである。



帰途 TVGの車窓からの夕焼けが素晴らしい。



明日もコルビジェの教会 ロンシャンまで遠出である。
まっすぐ帰宅 早目にと云ってもいつものことだが就寝。




(26)ロンシャン礼拝堂

2012年07月18日 12時29分08秒 | パリのアパルトマン
6月5日(火)


早朝のパリ東駅はイルドフランス(郊外電車」)から降りてくる
通勤客で混雑している。

ほとんどの人がジーンズか作業ズボンをはいておりお洒落っ気なし。
イスラム、アフリカ系人種も多く今やNYと同じく{人類の坩堝}。







ミセスマスダの50年来の夢が叶う日である。
というのは、学生時代に上野の西洋美術館で観た「コルビジェ展」で
このロンシャンの礼拝堂に出会って以来、いつかそこへ行ける日が
あればと夢見てきたそうだ。
コルビジェのロンシャン礼拝堂

スイス国境近くのBelfortベルフォール行き急行インターシティ
一つ手前のlureルーレがロンシャン礼拝堂の最寄り駅








パリ東駅から3時間半LURE駅に着いて少し慌てた。
タクシースタンドはあったが肝心のタクシーが居ない。
暫らく待っていたがタクシーが来る気配は全くない。
英語が通じないので駅長室の駅員(やっと英語を話す人に出会えた)に
タクシーの手配を頼み何とか事なきを得た。
駅に降りてから30分もかかってしまった。
コルビジェの礼拝堂はロンシャンの町から
小山を2キロほど登ったところにある。

1954年に完成したそうだが古さを感じさせないコンテンポラリーな
建築物である。


























内部の採光も柔らかく荘厳さを保っている。
今までに、南フランスでマチスのロザリオのチャペルとか
ピカソの洞窟のチャペル、
ノルマンディーで田窪恭治の林檎のチャペルなど
そして今回、藤田のチャペルやシャガールのステンドグラスなど
フランス国内の礼拝堂の幾つかをは見てきたが外観内部とも
他と比較しようのない迫力のある建築物である。































今日は青空が大聖堂を一層引き立てている。
不便な土地でこれしか見るものが無いにも関わらず
見学者がそれなりにボツボツやって来る。
ミセスマスダは日向ぼっこをしながら、
やっと実ったマロニエの実を拾っている。

















ただ人が「祈り」の為に集う事を目的とした教会が
何故このように遠い山の上にあるのか?
コルビジェが建てるずっと以前からここに礼拝堂は存在したようだが、
戦争などによりここもかなりの被害を受けたそうだ。
そしてまた何故第二第三のコルビジェだ出てこないのかなど、
いろいろな事を考えさせられる。

若い日本人カップルに会った。
コルビジェの建物を探して見学しているそうだ。
パリに帰る汽車は午後5時すぎまで無い。
朝このLURE駅に到着してから6時間この町に滞在する事になる。
コルビジェの大聖堂をゆっくり見学しても
午後2時過ぎには町に戻って来てしまう。
田舎町でぶらぶら時間を過ごすのも一興であろう。





(27)LURE駅周辺

2012年07月15日 09時35分30秒 | パリのアパルトマン
6月5日(火)


ミセスマスダの念願だったロンシャンの礼拝堂の見学を終えて
ルーレの街に戻ってきた。
パリに帰る汽車は午後5時過ぎまで無い。
朝このLURE駅に到着してから6時間この町に滞在する事になる。

コルビジェのチャペルをゆっくり見学しても2時過ぎには町に戻って来てしまう。
それから5時11分までバールで食事をしたり街中を散策したりして
時間を過ごす。

古い町並みは旅人の心を和ませる。











街のデリカテッセンがなかなか良い。
我々の住むパリのアパルトマンの近くにも,これくらい
品揃えが充実したデリカテッセンがあれば良いのにと思う。

ここのショウウjンドウに飾られていたワインボトルのような
陶器のデキャンタを旅の記念にゲット。



この町は昔は炭鉱で栄えた街だったそうだ。

ルーレ駅の駅長室前にて



帰途ヂィーゼル機関車に引っ張られた列車に揺られ野原を見ていると
線路に沿って「運河」が掘られている。
所々にロックがあり今でも運河交通が土地の人たちの荷物の運搬に
使われているのだろう。
長閑な風景である。

フランスは陽が長い。午後7時でもまだ明るい。





(28)フルーツ・ド・メール

2012年07月14日 09時56分18秒 | パリのアパルトマン
6月6日(水)


遠出が二日続いたため今日はゆっくりのスタート。
目玉焼きとビールで元気回復。
12時ごろ外出、シャンゼリゼのアルザス・レストランに向かう。

パリに来ると一度は必ず寄るレストランで
注文は「フルーツ・ド・メール」海老や貝の盛り合わせである。

アルザスの前のミスターマスダ



通りから窓ガラス越しに牡蠣を処理しているところが見える

さあ乾杯



毎回来ているが失望したことがない

いつも店の外のシャンゼリゼ通りまで行列が出来ているルイビトン
今日は行列がない。
どんな様子かとちょっと立ち寄ったが丁度良いものを見つけた。
然しコピーではなく本物のパスポートが免税手続きに必要なことが判り出直し。
常時、パスポートのコピーは持っているが、本物を持って歩くというのは・・・・??

今、パリで大評判の菓子店「ラジュレ」は、いつも大層な行列なのだが、
ここも今日は何故か空いている。




マカロンと苺をかたどった美しいケーキを購入、
アパルトマンで食べてみたが日本で売られている
サダハル・アオキ並の美味しさで値段は半分、
ミセスマスダが言っていたが食べ物はスーパーでも
日本の3割安ぐらいか。
フランスでの消費税は19・6%、、
生活の基本になる食料品の消費税は5・5%とのこと。






それからオペラ座に出て日曜日のロッシーニの
「セビリアの理髪師」マチネーの切符を手配。

オペラ座の近くのデパート・ラファイエット、
レディス館は内部だけでもミセスマスダに見るよう勧められ見物。
往時の隆盛を偲ばせる天井伽藍のステンドグラスは必見であろう。







最後にバンドウムの近くのJCBセンターに立ち寄り
日経を読ませてもらった。
連載小説「黒書院の六兵衛」が気になっいた。
又日本の情勢はどうか、株はこのぶんでは当分駄目だな。
帰りにスーパーでビールを買って早めに帰宅。



(29)エシレ

2012年07月13日 10時01分50秒 | パリのアパルトマン
6月7日(木)



今朝はマルシェの日、早速買い出しに出掛ける。

ローストチキンを半分に切ってもらって片身だけ購入。



今日のマルシェは音楽付き。
ウクレレの様な楽器を演奏している。





乳製品売り場ではあのエシレ村の「エシレ」も売っている。
東京 有楽町の三菱一号館のところに「エシレ」の直売店がある。
一年中、まだオープン前から行列が出来ている。
エシレ・バターとそのバターで作ったマドレーヌやフィナンシェ、
クロワッサンガお目当てらしい。

またいつだったか、日本のレストランでバターを欲しいと言ったら
エシレひとかけら500円請求されたことがあるが
ここフランスでは半ポンド3・1ユーロ 300円ちょっと である。
何故ひとかけら500円になるのだろう。

因みにパリのスーパーで売られているバターは半ポンド
1・8ユーローから2.5ユーロである。

ボトルはロンシャン礼拝堂の麓の町ルーレで記念に買ったもの




烏賊は日本とちょっと違うが「やり烏賊」か、3杯ゲット。
イタリア風マリネに。

たまねぎなど野菜も新鮮だ。


ここのマルシェはプラタナスに覆われた日影となっている。
プラタナスの実を採取。





マルシェで調達した食材でランチの後
ノルマンディとの県境 印象派の巨匠モネの住まいだったジベルニーに出発。




(30)ジベルニー日本庭園

2012年07月12日 08時16分10秒 | パリのアパルトマン
6月7日(木)


午前中マルシェで調達した食材でランチ 
アパルトマンを12時半出発ノルマンディとの県境にある印象派の巨匠
モネの住まいだったジベルニーの見学に。
セーヌ川に沿って走ること1時間半 
途中雨が降ったり安定しない天気だったが
ジベルニーに着いたときは青空。







ジベルニーに到着して先ず訪ねたのが日本庭園。
モネがここに移り住んできた時はこの日本庭園は無かった。
後年モネが自分の庭に連接して作ったものだ。

池の水はセーヌ川から引き込んでいる



















モネの画によくか描かれている池に架かる「太鼓橋」





日本庭園は想像道り素晴らしかった。
毎日モネはこれらの景色を見ていたのだろう。
睡蓮の花も今が盛り、ラッキー。

路を挟んで隣のフランス庭園へ移動。