A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

小鹿田焼き

2007年02月04日 16時38分44秒 | 陶芸
マスダ窯で「小鹿田焼き(おんたやき)」に挑戦してみました。

5年前 湯布院の温泉に行った時 足を伸ばして彼の地を訪れた印象は痛烈です。
いまも集落の谷川でのんびりと陶土をつき続ける「唐臼」のように、
永い歴史と伝統を守りながら小鹿田焼10軒の窯元が
じっくりと家族総出で手仕事に取り組んでいます。

代表的な技法として、「飛びかんな」・「刷毛目」・「櫛描き」・「打ち掛け」・「流し」などが
ありますが技術の伝承は”一子相伝”。
手始めに「刷毛目」にトライしましたが、コツが掴めず中々の苦戦。




小鹿田焼きは江戸時代中期に、筑前の国小石原焼きから陶工・柳瀬三右衛門を招き、
大鶴村の黒木十兵衛によって開窯された李朝系登り窯です。
300有余年にわたり当時の技法を受け継ぎ、窯の火を守ってきました。

 
昭和6年に民芸運動の指導者・柳宗悦氏の来山により、
その伝統技法と質朴な作陶が賞揚されました。
また、昭和29年・39年には世界的にも著名な英国バーナード・リーチ氏も
日田に滞在し、作陶された経緯があります。
平成7年、国の重要無形文化財保持団体(国宝)の指定を受けいます。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする