10月22日(日)
渋谷の西武百貨店に現代の「曜変天目茶碗」を見に行った。
曜変天目茶碗とは、漆黒の器で内側の黒い釉薬の上に大小の星と呼ばれる
斑文(結晶体)が群れをなして浮かび、その周囲は藍や青で、
角度によって、瑠璃色あるいは虹色の光彩が取り巻いているものを言う。
「器の中に宇宙が見える」とも評される。静嘉堂文庫蔵
現在の中国福建省建陽市にあった建窯で作られたとされる。
現存するものは世界でわずか4点しかなく、そのすべてが日本にあり、
3点が国宝、1点が重要文化財に指定されている。
いずれも南宋時代の作とされるが、作者は不詳である。
日本では室町時代から唐物の天目茶碗の最高峰として位置付けられている。
この茶碗の内側に光を当てるとその角度によって変化自在、
七色の虹の輝きとなって跳ね返ってくる。
これが曜変天目茶碗にそなわっていなければならない不可欠の条件である。
この様な紋様が現れる理由は、未だに完全には解明されていない。
また、この紋様が意図的に作り出されたものか、
偶然によるものかは議論がわかれている。
現存する曜変天目茶碗は静嘉堂文庫 藤田美術館 大徳寺龍光院蔵
の3点の国宝とMIHO MUSEUM蔵の重文の4点が現存している。
現代の陶工が此の「漆黒の肌に星紋」800年を遡って再現を試みている。
林恭助氏もその一人で中国から土を輸入し焼成法を研究している。林恭助作 1728000円
会場で林氏に曜変天目茶碗の作陶の苦労話を伺うミスターマスダ
渋谷の西武百貨店に現代の「曜変天目茶碗」を見に行った。
曜変天目茶碗とは、漆黒の器で内側の黒い釉薬の上に大小の星と呼ばれる
斑文(結晶体)が群れをなして浮かび、その周囲は藍や青で、
角度によって、瑠璃色あるいは虹色の光彩が取り巻いているものを言う。
「器の中に宇宙が見える」とも評される。静嘉堂文庫蔵
現在の中国福建省建陽市にあった建窯で作られたとされる。
現存するものは世界でわずか4点しかなく、そのすべてが日本にあり、
3点が国宝、1点が重要文化財に指定されている。
いずれも南宋時代の作とされるが、作者は不詳である。
日本では室町時代から唐物の天目茶碗の最高峰として位置付けられている。
この茶碗の内側に光を当てるとその角度によって変化自在、
七色の虹の輝きとなって跳ね返ってくる。
これが曜変天目茶碗にそなわっていなければならない不可欠の条件である。
この様な紋様が現れる理由は、未だに完全には解明されていない。
また、この紋様が意図的に作り出されたものか、
偶然によるものかは議論がわかれている。
現存する曜変天目茶碗は静嘉堂文庫 藤田美術館 大徳寺龍光院蔵
の3点の国宝とMIHO MUSEUM蔵の重文の4点が現存している。
現代の陶工が此の「漆黒の肌に星紋」800年を遡って再現を試みている。
林恭助氏もその一人で中国から土を輸入し焼成法を研究している。林恭助作 1728000円
会場で林氏に曜変天目茶碗の作陶の苦労話を伺うミスターマスダ