A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

戸嶋靖昌の画

2017年06月06日 18時54分08秒 | 老後
5月29日(月)

今日はSG御夫妻とのランチ。年3~4回ランチを行っているが
あと何回ランチが出来るかなとSGさんが呟いていると奥さんから聞いた。
我々ももう以前ほどには外出が出来なくなり、
人生末期が近づきつつあると言う事か。

ランチの前にご主人のSGさんの希望でNHKの日曜美術館で紹介していた
セルバンテス・スペイン文化センター・東京の
「戸嶋靖昌の見たスペイン」展を見学することになった。

ミスターマスダは戸嶋靖昌画伯のこと全く知らなかったが
戸嶋靖昌は26年間スペイン・グラナダで生涯をかけて独自の
リアリズムを追求した知られざる日本人画家だそうだ。
その絵画には人間の魂を強く感じさせる圧倒的な存在感があると言われている。

戸嶋は40歳の時、スペインに渡る。プラド美術館のベラスケスの芸術に出会い、
人間の生命感あふれる絵画はいかにすれば描けるのかを探求。
グラナダの人々との交流の中から、魂の気迫に満ちた作品を生み出した。
何か「崇高」なるものに近づきたいと言う画家の切迫した魂が
垣間見られる感銘を覚えた、と書かれている。



戸嶋靖昌




戸嶋の作品は富と名声をもとめず「陰鬱さ」に満ち溢れている。
建物を描けばユトリロ風にも見えますし、肖像画はレンブラント。
しかし鴨井玲の画の雰囲気が一番似ていると思う。


コメント
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