森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

出会ったチョウ ルリタテハ

2007年05月08日 | 自然観察日記
 るり色の帯が素敵です。なかなか写真に撮るのが難しいのですが、このルリタテハは私が撮り終えるまで付き合ってくれました。
 この時期は昨年羽化し越冬したタテハチョウの仲間が飛び交います。交尾し産卵した後一生を終える習性があります。そんなわけで見かけるチョウのほとんどは翅が痛んでいるのですが、このルリタテハは越冬から覚めたばかりなのでしょうか綺麗な翅を持っています。青春を謳歌しているのでしょう。

出会ったチョウ ヒメギフチョウ

2007年05月08日 | 自然観察日記
 粟ケ岳の登山道ではヒメギフチョウに沢山出会いました。時には道教えのように私の前をついて来いといわんばかりに飛んでいきます。春の女神とも言われるヒメギフチョウ、出会っただけでも嬉しくなります。
 しかし、見かけた個体はどれも輝きがないというか生まれ立てでないようで翅がくすみ気味です。もう交尾も終わり食草に産卵をし、やがて短い命を終える最後の飛翔の時期なのでしょうか。そういえば、登山道脇にカンアオイの葉を沢山見かけました。

出会った小動物 カナヘビ

2007年05月08日 | 自然観察日記
山歩きをすると花だけでなく虫や小動物に出会います。鳥の鳴き声も楽しみの対象に出来ます。
 カナヘビは今年最初の出会いです。トカゲの仲間で体色は地味な茶色系。比較的数が多いのでときどき見かけますが、それでも頻繁というわけではありません。出会ったときくらい可能な範囲で観察してあげます。
 そういえば青色のトカゲはここ何年も見ていません。少年の頃は素手で捕まえた記憶もあるのですが、静かに消えている種です。