森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タツナミソウ 2

2007年05月23日 | 自然観察日記
 花の形を波頭に見立てたものだそうですが、口を開けた雛鳥のようにも見えます。まねき猫の腕のようにも見えるという人もいます。
 2個ずつ同じ方向に咲く花の意味は何でしょうね。葉は互生や対生で反対側に付くものが普通で、輪生でもかなりの角度で方向が違います。同じ方向に咲く積極的な意味があるのだろうと思いますが宿題にしておいてその意味をゆっくり考えます。


タツナミソウ 1

2007年05月23日 | 自然観察日記
 シソ科の植物で山野の木陰に自生しています。これはタツナミソウという太平洋側の種ですが、各地にいくつかの種があります。園芸的にも取り扱われていますから鉢植えや庭先にも見かけます。
 深緑の時期に入り華やいだ雰囲気がなくなりました。そんな時山道を散策すれば足元にタツナミソウのユーモラスな花に出会うことができます。