黒部平の小さな植物園は室堂とはかなり違った種が展示されていました。海抜が低いという理由ですが、それでも「高山植物」という名前が付いているようで出会った植物を見るとかなり違和感があります。低山や里山でも見られる種が沢山あります。それでも、マルバダケブキは高山植物といっていい種でしょうか。微妙なところですが少なくとも低地で見た経験はありません。
正確には花序の拡大になります。キク科の頭状花序です。周囲には大きな舌状花が並び中央部には管状花がかたまっています。花弁はあるものとないものがありますが、各花にはくるんと丸まっためしべとさやのようなおしべがあります。花序の側面は総苞と呼ばれつぼみの頃には産毛がたくさん見られるのですがこの頃にはほぼ落ちているようです。