湿った暖帯林に見られるイズセンリョウ。もちろんここで初めて認識しました。ヤブコウジ科の常緑の低木であることが調べで分かりましたが、この株を見たときは何にあたはまるのか見当がつきませんでした。いろいろ調べることで確信が持てるようになって来ます。その過程も充実して面白い時間になります。
浄蓮の滝の散策道に金網で上からの落石などを防ぐような場所があり、その外側に見慣れない白い実が目につきました。足場が悪く往来する人を気にしながら金網の外にカメラを押し出してようやく撮影できました。
白い果実をつける種はそんなにありません。この種は秋から冬にかけて熟す種でかなり特徴的です。めしべの跡がそのまま残るのも面白い特徴です。
イズセンリョウは開花が４月から５月頃なのだそうです。このつぼみは昨年秋にはすでに伸びだしていたそうです。つぼみから果実が完成するまで１年以上かかる計算になります。房状の花序で白い小さな花が咲くようです。
