森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

白骨温泉

2018年07月01日 | 風景
少し遠出をして一泊二日で長野の上高地に向かいました。穂高の峰に登山する予定ではないので白骨温泉に宿泊する計画を立てました。1日目は白骨温泉周辺をドライブがてらあちらこちら立ち寄り新潟には無い植物を見て回りました。見慣れた種もあれば初めて見るものも多くあり楽しい旅になりました。
これは乗鞍高原に向かう道路から乗鞍岳を展望した写真です。下の方に白骨温泉の泡の湯が写っています。ここが宿泊場所。

トンネル状になった川

2018年07月01日 | 風景
炭酸水素塩を含む温泉が噴出口付近で炭酸石灰を沈殿堆積して盛り上がりできた丘を噴湯丘というそうですが、白骨温泉の入口近くにそれを示す碑と看板があります。その碑と看板の下に流れる湯川沿いに今は進入禁止になっている露天風呂があるのですが、その下流に行ってみると川が噴湯丘を貫いている珍しい景観があります。

竜人の滝

2018年07月01日 | 風景
どこが滝なのかはっきりしないのですが「竜神の滝」と名付けられた水がしたたり落ちるところがありました。がけが崩れ全体が湿地状態になっていて興味深い植物が生育していそうな場所です。

苔むす岩

2018年07月01日 | 風景
吊り橋からの展望でひときわ目に引くものが苔むした岩盤です。近づけないので正体は不明ですが、藻類のようなものが濡れた岩肌にびっし入り繁茂しているように見えました。垂直な岩盤ですからこの考えも疑問が残ります。
白骨温泉の泉質は透明な湯でそれが空気に触れると次第に白濁するという不思議な性質があるのだそうです。白骨温泉地域の岩石や地下からしみだしてくる水質などの性質は特徴的なものがあるのでしょう、その一環としてこんな苔むした岩が形成されていると考えることにします。
暫くは白骨温泉と上高地で見た植物の話をすることにします。