白骨温泉の泡の湯は中心街よりかなり上にあります。やや温めの温泉で加温しているものの湯量は多くかけ流しでした。その敷地に接した傾斜面に特別成長の良いノビネチドリが目に留まりました。人目もあって足場も悪いこともあり近づけないのが残念でしたがカメラの望遠を最大にして記録しました。
印象で花穂は３０ｃｍはあったようです。草丈全体で５０ｃｍ以上はありそうな過去に見たどのノビネチドリ以上に大きな個体です。新種扱いできそうな圧巻の個体。見ごたえのある花でしたが誰も気づいていないようですから代表して愛でてやりました。それにいしても花穂の長さが印象的で花が数がとても多いのに感心します。
ノビネチドリは葉に特徴が出ます。広い葉でゆるく波打った柔らかめの葉質は紛れもなくノビネチドリです。山地の湿った場所に点々と生育していますが、個体数は多いものではありません。
