ミズギクの秋姿

蓮池を後に一ノ瀬地区に行きました。刈り込まれていないスキー場の草地には興味深い植物がたくさん見られます。その中でミズギクが花後の姿を見せていました。夏にはかなりの群落になっていて黄色く斜面を覆っていたはずでたくさんの個体が見られます。

ミズギクの果期の頭花

くすんだ色彩でスキー場の斜面ではあまり目立ちません。管状花がびっしりと整然と並んでいます。種子はもう完成していると思いますが、風で揺れることで種子散布が行われるのでしょうか。まだ崩れる様子はありません。

ミズギクの葉

根生葉はすでに黄色くなって役目を果たしたような葉も散見されましたが、もうひと仕事をするべく新鮮な緑色をしています。

ミズギクの残り花

このスキー場の斜面には地下水が染み出す場所があってその周辺が広く湿り気の好きな種が集まっている場所があります。湿地性のミズギクです。広い斜面を探せば残り花も見られるものです。