高山植物としてはよく知られている高径草本です。群生する迫力は圧巻でその景観が見たくて山に登る人もたくさんいます。至仏山では大群生という場所には出会えませんでしたがちょうど花期の時期でしたから十分に堪能させていただきました。
一足早く咲いて果実期になっている株を見ると中央の花序のところに果実が見られ左右の枝にはほとんど果実が付いていません。果実をつける両性花の位置がそこにあることを意味しています。100%ではないにしろ脇の枝に咲く花はほぼ雄花であることが分かります。
とはいえ多くはありませんがなかには両性花が脇枝にもたくさん付いて果実を実らせている株も見られました。花が両性花になるか雄花になるかはどういう要因があるのでしょうか。始原生殖細胞のあるタイミングに与えられる刺激か化学物質で決まると勝手に考えていますがそれはどんなものなのでしょうか。