森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ホタルイ

2022年02月20日 | 自然観察日記
鳩待ち峠からの下り、山の鼻に近づくと小さな湿地が所々出てきます。そんな中ホタルイが目に止まりました。里山などの湿地にもみられる種ですから、違う種類かと思ってしまいます。この種は生育範囲が広い種なのだと改めて知らされました。

ホタルイの小穂

2022年02月20日 | 自然観察日記
ホタルイはカヤツリグサ科ですがスゲ属ではありません。小穂が無柄で茎についていますが、この位置は茎の先端になることになっていて、そこから先のものは葉(苞葉)に相当します。節があります。苞葉には浅い溝があります。

ミタケスゲ

2022年02月20日 | 自然観察日記
小至仏山の尾根筋の湿地にも見られましたが、鳩待ちから山の鼻への湿地環境にもホタルイなどと混在してミタケスゲが見られます。亜高山型高山帯でみるスゲで果胞が鋭く尖って長いのが特徴です。このスゲは広々とした大湿原で見た方が絵になります。