森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

テキリスゲ

2022年02月09日 | 自然観察日記
少しマイナーなスゲ類も載せてみました。テキりスゲは低地でもられる種ですが、木道脇の湿り気の強い場所に見られました。つぶつぶの穂がいくつか垂れ下がる姿が独特ですから比較的覚えやすい種かもしれません。

テキリスゲの小穂

2022年02月09日 | 自然観察日記
このグループは花という言葉より小穂(しょうすい)という言葉が使われます。先端の細く茶色の小穂は雄性で花粉を作る雄花がたくさん集まっています。垂れ下がる小穂は雌性で受粉後すみやかに肥大し果胞といわれる実になります。

タテヤマスゲ

2022年02月09日 | 自然観察日記
タテヤマスゲはかなり低い場所でも自生しているところがありますがやや高山性のスゲです。尾瀬地域にはところどころみられました。この種も湿った場所が好きなようです。