ノビネチドリ

山の鼻の建物が集まる森の一角にノビネチドリを見つけました。花が終わって果実の時期ですがこの時の姿も興味深いものです。この種は尾根筋で見た明るく開けた場所で見るハクサンチドリとは違い森のやや湿った環境で見かけることが多いものです。決して多い種ではありませんから探しにいて必ず出会うものでもないと思います。

ノビネチドリの果実

シュンランなどは花が咲いても果実になることは少ないのですが、ノビネチドリは花のことごとくが結実して果実を作ているようです。果皮は薄く赤みを帯びています。中には細かな胚乳を持たない種子がぎっしり詰まっているはずです。

ノビネチドリの葉

７月の葉はかなりくたびれています。葉が波打っているのがノビネチドリの特徴になります。