群馬県を車で走らせていると新潟県内では見ないヤドリギが寄生する樹木の光景に出会います。これも気になるところと全然ない場所もありますから分布にはムラがあります。新潟県内でも奥まった山を歩くと時々は見られますから全くないわけではありません。
ヤドリギが寄生していいる高木の下に来るとバラバラになって落ちている果実や葉が散乱していました。この実には消化しない粘液質の物質が含まれているためキレンジャクなどの鳥が食べて高い木の上でフンをすることで枝に絡みつき発芽するわけですから、落下してしまえば目的を果たせません。周囲を見渡せば無駄になった実が結構多く見られました。試しに食べてみると甘いのですが粘液物質は口の中にとどまりつまんで取り出そうとすると糸を引く有様です。