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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

集落総出で道普請だやー

2010-12-16 20:36:36 | できごと・事件
わが集落の水源は近くの沢の水だ。
 月ごとの水道当番が様子を見に行ったりするのだが、春や夏はヤマビルが暗躍する場所だ。
 沢の水を集落まで配管したり道を作ったりは、基本的には行政ではなく、集落の人の無償の労働によるのである。
 先週、水源からの林道を生コンで舗装する作業を集落総出で行った。
 平日なのでサラリーマンは参加できないが、出席率はかなり高いのが驚異だ。

       

 狭い林道なので生コン車はUターンできない。
 運転手はバックで長い距離の現場まで生コンを運ぶ。
 命がけである。

           

 作業は、生コンをおおまかに均す作業と仕上げの作業とに分かれる。
 昔お嬢様だった女性も男に混じって生コン地獄で同じ作業をする。

                  

 役所から借り受けた仕上げの道具で、きれいにしていく。
 これで乾けば完成である。
 イノシシや鹿たちがすぐこの上を歩けば、犯人は特定されてしまう。
 朝8時から午後3時までの強行軍である。

 都会ではまず考えられない光景である。
 しかし、住民自治という視点で考えれば、この作業の意味するものは深いのではないかと思う。
 現代のおまかせ行政・政治が忘れてしまったシーンがここに生きている。


 
 
コメント (2)
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