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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

林道の二つの石仏

2010-12-20 20:33:10 | 石仏・石造物

 昨日の散策会の小俣林道には二つの石仏があった。
 岩岳山登山道入口には、大正4年、「金原林業部」が奉納した「不動明王」が不定形な火炎をバックに登山者や林業関係者の安全祈願をしているようである。
 顔つきは憤怒相というより、優しいお兄さんが「気をつけてナー」とでも声かけしているような表情だ。

                 

 一方、林道半ばには岩の上にあって多くの人が見落としていた可愛い「馬頭観音」立像があった。
 3頭身くらいの石仏で、奉納されたのは読み難い裏面によると大正6年のようだ。
 こちらの表情は安全を祈る慈悲深さが込められている。

 どちらも、「治水の基は水源涵養林にある」と「あばれ天竜川」を治めた金原明善の林業事業が軌道にのってきた時代の息吹が感じられる。

コメント (2)
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