5年前だろうか、畑の隣の荒れ地に桜を植えた。
以前、東京にある「多摩森林科学園」で200種類以上もあると言われる桜を何回か見たことがある。
その中でいちばん気に入ったのがこの「松月」だった。
八重桜の代表格「関山」や早春にいち早く咲く「河津桜」の華やかさはない。
しかし、花のふちがピンクで中央が白いのがなんとも上品なのだ。
ポピュラーな「普賢象」もこれに近い。
この地の寒風と烈風にめげず、やっと思うような花の開花が始まった。
一緒に植えた「寒緋桜」はとっくに成長している。
間違った剪定と烈風によって樹が斜めになってしまい、いっとき枯れるかと思われた時もあった。
一週間前は赤いつぼみだったが、花を咲かすと白っぽさがむしろ目立つところがにくい。
花を見ているととげとげしていた心が柔らかくなっているのを確かめる。
そんな心を吸い取ってくれる「松月」に自分の住処で出会えたことがうれしい。
こうして、「終活」に向かって着々と前進している。
以前、東京にある「多摩森林科学園」で200種類以上もあると言われる桜を何回か見たことがある。
その中でいちばん気に入ったのがこの「松月」だった。
八重桜の代表格「関山」や早春にいち早く咲く「河津桜」の華やかさはない。
しかし、花のふちがピンクで中央が白いのがなんとも上品なのだ。
ポピュラーな「普賢象」もこれに近い。
この地の寒風と烈風にめげず、やっと思うような花の開花が始まった。
一緒に植えた「寒緋桜」はとっくに成長している。
間違った剪定と烈風によって樹が斜めになってしまい、いっとき枯れるかと思われた時もあった。
一週間前は赤いつぼみだったが、花を咲かすと白っぽさがむしろ目立つところがにくい。
花を見ているととげとげしていた心が柔らかくなっているのを確かめる。
そんな心を吸い取ってくれる「松月」に自分の住処で出会えたことがうれしい。
こうして、「終活」に向かって着々と前進している。