山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

鉄柱の鳥居にペンキを塗る

2016-10-19 21:51:07 | 出会い・近隣
 360度山に囲まれたわが集落は13軒しかない。
 そこに昔から集落で信仰されている神社がある。
 地域で伐採した丸太の鳥居が最近朽ちてきたので、新しくすることになった。
 高齢者が増えてきたので自前の丸太の鳥居設置は厳しいとみて、やむなく鳥居を鉄製にすることに決まった。
 しかし、お金がないので使わなくなった茶畑の防霜ファンの鉄柱を利用することにした。

                            
 ムラの鍛冶屋さんに組合せと溶接をお願いして集落みんなで鳥居を立ち上げる。
 オイラはその鳥居のペンキ塗りの担当となった。
 しかし、街のホームセンターに出かけてそれらしい色のペンキを探したが見つからない。
 4軒のホームセンターを回ってやっとなんとか「ワインレッド」色のペンキを入手。
 近所の人が「一人じゃ大変だろうから手伝いに行くよ」と言ってくれて、二人で夕方に塗り終える。

     
 先日、熊地区の「六所神社」に行ったが、ここは六柱が祭神となっている。
 さらに近隣のお宮の祭神も合祀しているので範囲は広い。
 そのため、ガラス張りのモダンな神社が山の奥にできていた。

 それに比べて、わが集落のお宮はいかにもささやかな拠り所だ。
 それだけにみんな子どもの時から集まっていた時空の世界でもある。
 現世利益のきらいはあるが、人と人との安心・安全のつながりが確保されている空間でもある。
 アナザージャパンがここにも健在だった。
 
 
コメント
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