山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ミミズに学べよ日本!

2016-10-28 20:43:33 | 生き物
 玄関前で和宮様が叫ぶ。
 「こちらに出てきなされ」というので、庭に出てみると、長いミミズだった。
 近くにあった火ばさみとほぼ同じ長さだった。

                         
 ミミズは目も足も手も骨もないものの、固い土壌を掘っていく。
 しかも、その糞は団粒構造の土にしていき、野菜・農家の強力な味方となる。
 そのうえさらに、昆虫・モグラ・鳥・両生類・イノシシのえさにもなる。
 大関松三郎の「虫けら」という詩をときどき思い出す。

                            
 きょう、国連で審議されていた「核兵器禁止条約」の決議が123ヵ国の賛成で採択されたが、日本は反対したというニュースをやっと報道した。
 反対したのは米ロなどの大国38ヵ国。
 被爆者の体験がこの条約成立に大きな役割を果たしてきたのに。

    
 先日、来日していたフィリピンのドウテル大統領は、「アメリカに犬のような扱い」を受けてきたことを連発していた。
 日本も全く同じことがあるのに当局は核の傘に逃げ込んで嵐が去ることを待つ間に71年がたってしまった。
 敗戦国日本はいまだ自立できていない。

                           
 周りを見ながら忖度して意見を言う体質はおとな社会から子どもの社会に蔓延している。
 その軋轢は通り魔やいじめとして爆発する。

 生きてきた良かったという自分と生きてきて良かったという社会を形成しなければならない。
ミミズの存在が総体として自然や人間に貢献しているが、目立たないが結果的にそうした存在になるよう日本も生きなければならないと痛感する。
 
  

                              
 
     
コメント
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