山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

シャガを山に移植する

2019-01-22 18:17:53 | 屋外作業

 裏の道草山への入り口にシャガが浸入してきてシャガを踏んづけそうになっていた。最初は5~6本だったものが今では大小あわせて100本以上は増えてきている。そのため歩くのに邪魔になるシャガを引っこ抜いたら籠いっぱいになってしまった。

                    

 道草山の下には茶畑があり、山の中腹にはテレビケーブルなどもある。したがって、背が高くなる樹は伐採の対象となる。そのため、シャガが最適ではないかと一石二鳥じゃあないかと昨年から移植を始める。しかし、昨年植えたシャガは雑草軍団に威力に負けたようで今のところ元気がない。とりあえず、草刈り機でけもの道のような所を開いていく。危険は伴うが冬でないとできない作業だ。

  

 シャガの生命力はかなりのものと信頼しているのでめげずに植えていく。急斜面なので転ばぬよう慎重に作業していたが、2回も転んでしまった。転んで切り株の鋭角な切り口に当たると怪我の可能性もある。ここに繁茂していた灌木は10日ほど前にチェンソーの事故で亡くなった真ちゃんが昨年伐採してくれたばかりだった。 

             

 

 シャガが全面的に中腹を埋めてくれることを期待して水やりをする。成功すれば冬でも深緑の絨毯が見えていくはずだ。むかしは「茶草場」(チャグサバ)としてススキを育ててみんなでそれを刈り取って茶畑に漉き込んだという。ススキは10年以上かけて土に還っていく。掛川ではいまだにその「茶草場」農法が続けられ、2015年世界農業遺産に登録されたばかりだ。しかもこの農法だと、昆虫や小動物のすみかが確保され生物多様性が担保される。シャガ群落では有機肥料にはならないが、アヤメの仲間なのでノーブルな花を咲かせてくれることで潤いを与えてくれることを期待している。               

コメント
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