高速道路のSAで買った手ごろな土井製菓の「田舎草餅」。どこでもあるような草餅だが、静岡産のよもぎということで食指が動いた。味はとびきりということでもないが、内閣総理大臣賞を受賞しただけあって控え目だが風味のある生菓子だった。3個目はがまんした。
箱には芭蕉の「両の手に 桃と桜や 草の餅」が印刷されていた。草餅を食べながら庵から見た春の風景だが、両側に高弟子の嵐雪・其角がいたらしい。つまり、桃と桜はこの頼もしい二人を比喩・讃歌しているようだ。季語が三つもある掟破りの句だが、したがって「草餅」が季語。案の定、ポスト芭蕉はこの優れた二人の弟子が江戸俳句を二分する。
箱には芭蕉の「両の手に 桃と桜や 草の餅」が印刷されていた。草餅を食べながら庵から見た春の風景だが、両側に高弟子の嵐雪・其角がいたらしい。つまり、桃と桜はこの頼もしい二人を比喩・讃歌しているようだ。季語が三つもある掟破りの句だが、したがって「草餅」が季語。案の定、ポスト芭蕉はこの優れた二人の弟子が江戸俳句を二分する。