山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

咲き出した曼殊沙華はアゲハのオアシスだった

2019-09-22 19:02:31 | 生き物

 畑の際にある曼殊沙華。昨日から急に開花し出した花にさっそくアゲハがやってきた。翅の表面がジャコウアゲハに似ていたので、ひょっとするととカメラに納める。しかし、同定のかなめである尾状突起が欠損している。これはかなりたそがれた蝶には違いない。仕方がないので、斑紋を見ていくと、どうやら「オナガアゲハ」のメスであることにたどり着く。

 

 そのうちに、斑紋は目立たないが後翅前縁に白い帯があるオスもやってきた。こちらも尾状突起が欠落していた。一時は3頭のオナガアゲハが一緒だった。晩夏らしく、夏の蝶はいよいよ大団円を迎えようとしているのだろうか。

 

 そしてなんと、同じ場所に「ミヤマカラスアゲハ♀」が休憩にやってきた。こちらも後翅の半分が欠落していた。近づいても逃げないくらい衰弱していた。カラスアゲハは昨年確認できたが、ミヤマカラスアゲハは初めて確認できた。ちなみに、彼女たちを見とれているとき、突然白色紋の目立つ「ナガサキアゲハ」が近くを通り過ぎたのを目撃。これは幻想かと一瞬のシーンを記憶からなんども引き出す。というのも、直前で図鑑でアゲハ関連を検索していたから間違いないはずだが。

 曼殊沙華が貴重なアゲハの最後?のオアシスになっていたように思えた。和宮様が周りの雑草を草刈りして曼殊沙華の若い芽を陽に当てた行為が、昆虫たちのオアシスになったのを見届けることとなった。

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