裏庭を見ると、再びワラビが芽を出している。さすがにワラビ採りが三度目になるので、ワラビの迫真力にはやや欠けるものがある。それでも、欲望の時代にふさわしく、前頭葉がしきりにワラビ採りを洗脳する。けっきょく、今回もバケツ1杯分確保することになる。
今回も、熱湯と重曹を入れてアクを採ることにする。生だと毒成分もあるワラビにアク抜き術を発見した人はどこの人だろうか、頭を垂れてリスペクトしてしまう。おかげできょうの朝食も夕食も副食として目を重奏に楽しませてもらった。味付けは麺つゆが基本。そこにゴマ油で仕上げる。さらには、マヨネーズ・鰹節・ラッキョウ酢などを気分で入れるとバリエーションがさらに変わっていく。これで今季ワラビは卒業となるか。