近所の釣り名人から唐揚げ衣のついたアマゴが届く。租庸調でもないのに釣った魚をさばいて唐揚げ衣をつけて持ってきてくれたのだった。さっそく、天ぷら油で揚げて夕飯とする。
畑のキャベツと雑草と一緒に勝手に芽を出した「エゴマ」の幼葉をサラダにしてアマゴをいただく。さくさくとして川魚の芳醇な風味が伝わってくる。うまい、ありがたい。
釣りに行くときの名人は人が行かないような危ない川岸で釣ってくるらしい。コロナの影響で釣りに来る人が増えているという。
そのうちさらに、大ショウガを保管していた近所のおばちゃんが昨年に引き続き持ってきてくれた。じつは昨年、おばちゃんにいただいた生姜を植え込んで、いっぱい収穫しておが粉に保管していたのだった。しかし、いずれもふかふかになってしまって保管に失敗して困っていたところだった。ネットで検索して購入を検討していたときだった。渡りに舟とはこういうことなんだと小躍りする。ありがたい。和宮様への献上品はこのようにして近隣から支えられている。