龍山のセニョール農園からただいたコンニャクを昨年収穫する。それをやっと植え付ける。3年生はとっくに芽を伸ばしていた。大きいのは今年手作りコンニャクにして、残りは来年に備える。なにしろコンニャクは食べるまでには3年はかかるのだ。
コンニャクは毒なのでイノシシは食べないと聞いたことがあるが、畑が荒らされることがある。どうやらそれは、えぐ味がない赤ちゃんの生子(キゴ)を食べるからのようだ。繊細なイノシシらしい判断だ。畝ごとに2~3年生、1~2年生、1年生~生子と分けて植える。
2年生のコンニャクは来年収穫となるはずだ。末期がんに侵されたセニョールさんからいただいた種や苗は、わが農園ではいまだすくすく育っている。その一つがコンニャクだった。これ以外にも、ブルーベリー・スモモ・ポポー・キクイモ・ヤマウドなどがある。
作付けのヒントや現物を先輩セニョールさんからいっぱいいただいてきた。失敗したものも多くて期待通りにはできなかったが、それでもセニョール遺産はしっかりわが農園に息づいている。コロナ地獄が治まったら援農に行こうと思っていたが、今の状況ではなかなかむずかしそうだ。セニョールさん、5月末には会いにいくからね。