山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

原作に肉薄の映画「永遠のゼロ」

2014-01-04 17:40:38 | アート・文化
 うわさどおりの優れた映画「永遠のゼロ」を観た。
 原作を読んでいたのであらすじがわかっていたが、その感覚を打破するくらいの迫力ある映画だった。

       
 主人公役の岡田準一の魅力もさることながら、VFXを駆使した特撮は日米空戦の臨場感を表現できていた。
 とりわけ、特攻隊飛行士がゼロ戦で体当たりするときの精神状態を描いた迫力は映画ならではの迫力だった。

                          
 山崎貴監督はこれらの場面をとおして「戦争とは何か」を迫ったのだと思う。
 「ALWAYS 三丁目の夕日」を描いた山崎監督にとってもそれを越えた作品に仕上がった代表作といえると思う。

        
 原作では大本営・海軍の指導者の無責任さがいくたびも出ていたが、映画では自衛隊や防衛庁の協力もありそこはあまり触れられなかったようだ。
 しかしこの映画で監督が言わんとしたいところはじゅうぶん表現されていた。

 「強い国家」「強い経済」を強調する風潮に流されているこのごろ、「しなやかな生き方・考え方」の真髄を対峙したのがこの映画だ。
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手縫いの和服を初めて着る

2014-01-03 22:25:28 | できごと・事件
 和宮様が1年半ほどかけて作った和服を下賜され、本日初めて着ることになる。
 生地はネットで安く購入した大島紬。
 これを着て急遽、兄の家に見せに行くことにする。

                     
 久しぶりに履いたせいか、下駄の足が欠けてしまって一本足の高下駄となる。
 車で訪問したので事なきを得たが、電車だったらさぞや厳しい修行となっただろう。
 リサイクル施設で買った100円の帽子も初めて被ってみた。

 和宮様への「隷従関係」?がますます深まった年の始まりだった。                   
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初詣で寺社めぐり

2014-01-02 20:45:04 | 歴史・文化財
 娘二人と久しぶりに初詣に行く。
 数万人規模の初詣の寺社ではなく、アニミズムの原点であるしっとりとした空気を感じたいと近所の寺社をめぐることにする。

  
 とあるお寺で「延命十句観音経」が書いてある塔を見つける。
 そこには「一鐘一周一心祈願」と書いてあり、鐘をつき車輪を回しながらその周りを歩きながら仏とともにあることを祈願するというわけだ。
 
                     
 そのそばには、「おびんずるさま」(お賓頭盧さま)という釈迦の弟子で16羅漢の一人の石像があった。
 色が派手なのが気になるが、自分の体の悪いところと同じ所を撫でると治るという。
 胃の調子が悪いので胃の辺りを撫でてみる。
 お寺によって経営感覚の差が大きいのを感じる。

     
 神社には神輿が飾ってあった。
 これこそまさに日本の「技」の極意が込められている。
 木工・金工の両方の粋を見る。

                       
 その隣にひっそりと「皇威宣揚」の扁額が乃木希典の字で彫られていた。
 この発想は大和朝廷から現在まで続いている。
 戦前は神社がその精神的支柱の尖兵として戦争に利用された。
 しかしそれを自省する神社の発信をみたことがない。

 娘たちは「ご朱印帳」でラリーを楽しんでいるが、できれば日本の歴史の中で寺社が果たしてきた功罪をわかってもらえればいいのだが。
 と親ごころは複雑と希望とがカオスを泳ぐ。  
     
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今年は一歩前進二歩後退!

2014-01-01 01:52:56 | 風景
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