山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

入口の枯れ草を刈り込む

2014-01-14 20:32:58 | 農作業・野菜
 わが家の出入り口の枯れ草が目立つので草刈機で刈りこむ。
 こういうときは、「ナイロンカッター」の草刈機の出番だ。
 つまり、地面が石やコンクリートに覆われていてもキレイに刈り込める。
 いわゆる円盤型の鋼の草刈機だと石に当って火が出たり、小石が跳ねることがある。

                  
 ここの入口スペースだけで車4台駐車できる。
 隣に屋根つき駐車場があるので、計5台は置ける。
 軽トラなどの軽自動車なら6台はなんとかなりそうだ。

 近所で外の水道管が壊れて水が噴出す。
 駆けつけてみたが止水器がわからなくて水浸し。
 夕方、集落の精鋭が駆けつけて、蛇口を取り払って削った木を水道管に詰め込む。

 水はあっという間に元気をなくす。
 集落の応急処置の対策にはいつも感心する。
 過疎の中山間地の人々は、こうして自前で水道も管理している。
 過疎に人間の自立と尊厳あり。
 
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桑の木を剪定する

2014-01-13 20:27:53 | 農作業・野菜
 風が冷たい。
 だから、日当たりにある桑の木を剪定することにする。
 生命力のある桑は奔放に枝を空に伸ばしていた。
 ノコギリと剪定バサミで刈り込む。

 根元からはクズのツルが縦横に伸びていたので、これはリースの材料にするため丁寧に解いていく。
 作業効率は悪いがのんびりやるしかないね。

                   
 桑の木のすぐそばに「玉葱」が植えてある。
 50本近くあるが、今のところ現状維持を保持して冬を耐えている。
 とりあえず、試しに1本を抜いてみる。

 大きなラッキョウほどの大きさだった。
 いわゆる「ペコロス」みたいなものだ。
 このまま冬の寒さから甘味を獲得して春にはサラダを楽しみたい。
 なにしろ、一度も成功したことがないから、慎重に、慎重に、一歩ずつ。

                      
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新年「焚き火パーティー」に豪華メニュー

2014-01-12 20:51:57 | 野外活動
 久しぶりの焚き火パーティーに8人が集まった。
 平均年齢もぐーんと下がったのも画期的。
 午前中は風がなかったが、午後は寒風が吹きすさび、みんな火の周りを包囲する。

                          
 午前中は、ニンニク醤油に漬け込んだ鹿肉をむさぼる。
 けっこう柔らかくお代わりを何度もリクエストする。

    
                       
 そんなとき、体が温まる「芋汁」がいい。
 畑で採れた、ジャガイモ・白菜・大根・冬瓜に近所の鹿肉が大鍋に豪快に投入される。
 買ってきたのはニンジンだけ。
 そこになんと、スパゲティーも投げ込むという破天荒なレシピ。
 でも案外うまかったのが不思議。

  
 午前中早くから準備された虹鱒と鶏のササミの「燻製」も午後には完成。
 前日から用意されたスミソール液の旨味を賞味する。
 さらに、焼きあさり・ハマグリの醤油味も堪能して、呻る。

               
 これで終わりではない。
 若手がこだわった「焼きいも・焼きミカン・焼きおにぎり」三点セットは、いかにも焚き火にふさわしいメニュー。

 おまけに、干し柿や和菓子もおやつ。
 お腹がパンパン状態の焚き火パーティーとなった。
 ありがたい。ありがたい。
 片付けもてきぱき、ありがたい、ありがたい。
 これで安心?して春を迎えられる。

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映画「降りてゆく生き方」をみる

2014-01-11 21:09:38 | 市民活動・まち育て
 信号のない里から欲望の街に出かける。
 慣れない道路に迷いながら映画の上映会場にギリギリたどり着く。
 自主上映の「降りてゆく生き方」というタイトルが素晴らしい。
 倉貫健二郎監督、武田鉄也主演。刈谷俊介の脇役が光る。

    
 経済成長が幸福のすべてではないことを各地の市民運動家から学ぶとともに、いっしょに300箇所以上の上映運動に取り組んでもいる。
 
 作品的には荒さが目立って奥行きが足らない。
 武田鉄也におんぶしたことと主人公の変革過程が平板に終わってしまっているので、感動がいまひとつだったように思う。

                      
 この映画の基となっている『変革は弱いところ、小さいところ、遠いところ』(清水義晴、太郎次郎社)を十年前くらいに読んでいた。

 イデオロギーや国民的課題から人や社会を見るのではなく、どこにでもいる当り前の人間とかかわる接点に、人間の原点やグローバルな世界が見えていくのではないかと思えた。

 それまでのオイラの考え方・生き方を根本から問う実践書のような気がした。
 狙いは優れた映画で、台詞も含蓄のあるものだったが、物足りなさが残ったのが残念。 
 
 ドキュメンタリーのほうが説得力があったのではないかと思った。
 それほどに、原作は優れたルポルタージュだったからだ。
 
    
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古い竹支柱を燃やし、ソーメンを食らう

2014-01-10 20:26:55 | 農作業・野菜
畑の古くなった竹の支柱を抜いていく。
 なんだかんだ70~80本近くはあったと思う。
 それを燃やすと勢い良く燃えていく。

                    
 竹の多くは裏山から調達しているが、それは裏山の竹林にとっても良いのはいうまでもない。
 そのうえ、灰になった竹は再び畑に還元され土壌を豊かにしていく。
 市販の鉄支柱も効率的だが、この竹素材の循環は続けていきたい。

     
 竹を燃やすだけではもったいないので、ソーメンをゆでることにする。
 こんなときネットで入手した吊るし大鍋が役に立つ。
 フタはコンビニで捨ててあったものをいただいてきたものだ。
 なんと鍋にピッタシのサイズなのだ。

                     
 4日分くらいのソーメンがあっという間にできてくる。
 昼は「めんつゆ」で、夜は「カレー」をかけて食べる。

 このように、畑の片付けを楽しく、また循環していくことが農的生活の醍醐味だ。
 きょうは冷たい風が吹きすさび、鼻水がタラタラだった。
 風邪を引かないように早目に家に退散する。
 かたづけはまだまだ始まったばかり。
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久しぶりのキクイモ掘りと石掘りと

2014-01-09 21:02:08 | 農作業・野菜
 今までキクイモはまったくの放置状態だった。
 場所によっては野生化している。
 そのくらい生命力が強い野菜でもある。
 2年も放置しておいたキクイモの畝を丁寧に掘る。

                       
 すると、石はザクザク、デカイ石が作業を中断させる。
 そういえば、ここは未整備の畑だった。
 陽ざしが暖かいのでゆっくり石を掘り出していく。
 石垣にちょうどいい石がいくつか出土。

    
 あっというまに石を入れたバケツがいっぱいになる。
 5杯ほどの石をわがガーデニング歩道予定地に捨てに行く。
 石の大きさは掘りだすまでわからないのがスリリングなのだ。
 やり過ぎると腰が痛くなるので適当に中断する。

                   
 キクイモの土を水道で洗うのだが、冬はとても辛い。
 ズボンが濡れてくるし、なによりも手がかじかんでくる。
 小さいキクイモや切り取った残骸を畑に捨てると野生化するので、いつもは焚き火にくべている。

 手間はかかるけど、味噌汁や炒め物はもちろん味噌漬けがうまい。
 これから少しずつつきあっていくことにする。

                     
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茅の輪くぐりと門松

2014-01-08 21:32:34 | 歴史・文化財
 初詣で見た神社の「茅(チ)の輪くぐり」は、大宝律令で制定した宮中神事だそうだ。
 これはいわゆる「大祓(オオハラエ)」で、6月にやる「夏越」と12月の「年越」があり、罪の禊と疫病防止を目的としている。

      
 この輪をくぐる正しいくぐり方があるという。
 正面からくぐって左まわり、正面から右回り、正面から左まわり、と3回くぐるのだ。
 つまり8の字まわりだ。
 参拝者が多いと実際は1回ですますことになる。

 大宝律令前後の時代は、骨肉争う権力闘争があり、勝ち組も相手の祟りを怖れてこうした神事をつくったのが真実かもしれない。

                         
 道の駅「花桃の里」で見た「門松」が興味深かった。
 竹・クマザサ・松・千両・ダイダイなどで構成されていたが、そこに「炭」が飾られていた。
 橙は「代々子孫繁栄へ」という意味合いがわかるが、「炭」がわからない。
 調べてみたら、「お清め」「魔除け」の意味があるらしい。

 丁寧な手づくり門松が気に入った。
 朴訥な「花桃の里」の方々の心づくしが思い出されてきた。
 
 
   
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冬は片付けに追われる農作業

2014-01-07 20:29:57 | 農作業・野菜
 ゴーヤ・キュウリ・ツルムラサキのツル野菜がたわわに実った畑。
 2年間がんばった網と支柱を片付けることにする。
 毎年、ここは片づけが面倒なのでつい手つかずのゾーンだった。

     
 反対側は支柱がすでに倒れている。
 気分がいいのか、片付けようとする心に余裕がある。
 どっちにせよ、春には畝を作んなきゃいけないからね。

                  
 網に絡んだ枯れたツルを除去するのが大変なのだ。
 枯れているから取り易いと考え直すと、意外に早くできるものだ。
 陽あたりがいいから家にこもるより暖かい。

       
 除去した枯れたツルがこんなに。
 ツル野菜が青々としていた頃は、存在の重さを必死に耐えていたんだ。
 任務を終えて烈風に身を任せた支柱と網たちは、ついに膝を折った。

 素晴らしいタイミングと感謝する。
 きれいになった網はたたんで春に備える。
 抜いた支柱も片付けて、竹の支柱は燃やすことにする。
 抜けるような青空と小春日和が心を温かくする。

 
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正月の地滑り現場

2014-01-06 19:36:39 | 風景
昨日、久しぶりに地滑り現場を見た。
 休日だったので工事作業は中断していたようで、遠隔クレーンやダンプなどは見当たらなかった。

        
 崖のてっぺんを見ると、フェンスがしっかり張られていた。
 きっと、年末年始での事故を警戒したのだろう。

 10/12と11/7とのブログの現場画像と比較すると、正月の現場は、崖下下半分の土砂が多い。
 それは当然で、無人クレーン重機で崩れそうな土砂を削っていたからだ。

                     
 また、中断でながらえていた木立も絶命の危機にあるようだ。
 工事の工法はどんなやり方がされるかはよくわからないが、コンクリートの吹きつけだとすれば、その木立は邪魔となるのかもしれない。

 パックリと肌を露にした山の現実は、災害列島日本の象徴でもある。
 災害があるから知恵を使う。
 災害があるから人の輪を大切にする。
 効率優先だと災害対策が後回しになる。

                      
 
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塀を食べ始めた珍百景

2014-01-05 20:07:20 | 路上観察
 ガードレールとは、人間の安全を確保する路上ツールとばかり思っていた。
 ところがそれは間違いであるのがわかった。
 というのは、路地裏で見たガードレールは個人宅の塀をしっかりガードしていたからだ。

                     
 重厚な塀なのでガードレールの必要性が感じられないが、なんとそのガードレールは、その分厚い石の塀をかじっているではないか。

 このガードレールは個人で工事したのだろうか。 
 また、ここまでやるとは、かつて塀を車で壊された前科があったからだろうか。
 余計な想像をかきたてる。
 ガードレールの執念を感じる光景だ。

 
                   
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