石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

12月23日・栃木県小山市の石仏巡り記

2006年12月24日 | Weblog
12月23日土曜日、相変わらず小山市へ出かけました。現地8時15分に黒本地区から開始。特に、薬師堂にある意味不明な梵字庚申塔にまたしても挑戦するが、浅学の身をさらけ出して判らぬものはいくら眺めても判るはずもない。拓本を取るには温度が低すぎる上に日影となっているが、時間をかけて物にする。そうそう、ついでに星宮神社へ立ち寄って、暫くぶりに虚空蔵様の石仏に接したが、以前とは場所が違っているように感じたが、それはただ単に私の記憶違いか、それともボケが来たか!。その後は、大本地区と小薬地区を出たり入ったりしての石仏探し。それでも午前中に44基の石造物を調査することが出来た。今回はその中に宝篋印陀羅尼経塔が1基加わっているのだから、いつにないハイペースである。
お昼は、12時前に大本地区の篠塚稲荷神社で取りながらのんびりする。ここで、一人で午後の部の作戦会議。その結果、午後から少し離れた上初田地区へ入る。この地区で、今日は余り良い庚申塔に出会っていなかったウップンを晴らすような庚申塔に出会う。特に東公民館前と愛宕神社での庚申塔は素晴らしい。中判カメラを今日初めて取り出し、時間をかけて撮影する。この時点で、今年最高の調査数となる62基を記録したことになる。間もなく3時。気分を良くしてそろそろ帰路につくべく走っていると、薬師堂が目に入る。早速寄り道。と、そこには見目麗しい如意輪観音様が浮き彫りされた「十六夜念仏塔」がある。久々に、撮影し甲斐のある如意輪様として、ここでも中判カメラを取り出して撮影に集中する。そんな私の姿を、お墓参りに来た方があきれ顔で見ている。結局、この薬師堂で新たに4基を加え、今年最高の一日での石造物調査数が66基となった。今年最後の石仏巡りとなるであろう、その最後になって今年最高の石仏を調査できたことに嬉しさ満面と言ったところである。もっとも、昨夜はその調査書の清書書きに追われてしまったが…。

そして今日、24日。午後に山の落ち葉集めを終えて帰宅し、メールを確認してみると佐野市の高橋氏より又しても新たな碑塔所在地のご教示連絡が入っている。嬉しくなって電話し、話しが弾んで、来る29日に今年最後の最後の石仏巡りを一緒にする事とする。集合場所は、田沼町本町の愛宕山神社登り口に9時30分とする。目的は、あくまでも忘年会!?。という以上に、戸奈良地区の庚申塔拓本と庚申山山頂の庚申塔拓本取りにある。また、愛宕山頂上にある数庚塔の再調査を兼ねている。いずれにせよ、高橋氏と会うのは暫くぶり。お互いの今年一年の成果を話し合いながら、新しい年へのユメを話し合う事になるだろう。
※佐野市在住の山口様、もし29日が暇でしたら同時刻にいらっしゃいませんか。滅多に出会うことのないチャンスが巡ってきましたので、良い機会かと思っています。無理をしないで下さい。また、風邪を引いていましたらうつさぬようご自愛下さい。

さて、23日の石仏巡り記掲載は、早くて26日以降になります。明日月曜日は、仕事で那須烏山方面へ朝から出かけてしまいますので、今夜は趣味の時間としてパソコンに触らないからです。
今年もいよいよ、大詰めです。今年最後の「石仏月報」、印刷が終わりましたので近日中に発送です。今月号は、別冊として「小山市の江戸前項まで庚申塔」調査報告書があります。こちらは、どうしても欲しい方にはその方に依りまして頒布致しますのでメールでご連絡下さい。石仏月報の方は無理です。相変わらず少部数発行のため、今月号もほとんどの方にはお届けできませんこと、お詫びかたがた一年の感謝を申し上げます。(年末挨拶は、まだ29日が残っていましたので、少し早すぎました)……(^0^);