石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2007年12月15日は栃木県足利市の石仏巡りです

2007年12月16日 | Weblog
 2007年12月15日(土)は、佐野市在住の高橋氏と一緒に、足利市の石仏巡りに行きました。県南地方の悩ましき問題に、赤城下ろしの寒風がありますが、幸いにも風も少ない快適な天候の元で楽しい一日を過ごすことが出来ました。そしてつくづく思うのは、「足利は面白い!」と言うことです。何しろ足利は、私にとってまだまだ沢山の場所の未知の地がありますので、今回も新鮮な碑塔に沢山で会えました。
 まず最初に訪ねた借宿町の円満寺さんでは、明和2年銘の六臂如意輪観音像容「二十二夜供養塔」に、「奉献三日夜燈」という灯篭一対にも出会いました。特に、この灯篭銘文には初めて出会ったので、住職さんに聞いたところ、それは不動明王に関する日にちということが判り、大満足です。また、境内には埼玉県小川町の高瀬氏が熱を上げている渡良瀬川氾濫による災害碑があり、これは高橋氏に長文を書き写して頂きました。早速、高瀬氏にはファックスでその銘文をお送りしましたので、いずれ実見しに来県されることでしょう。
 その後も、本日のために私が行きたい場所を選定した場所へ、高橋氏の先導で巡りました。その途中、田中町の医王寺墓地内で、本日唯一の宝篋印陀羅尼経塔と巡り会うことが出来(銘文が長文で、その内容も私的には面白い物でした)、私としては文句の付け所のない一日となりました。更に、同地には「いぼ薬師さま」が祀られていたので、これも平松氏に連絡することにしましたが、指定メールでは添付画像が送れず、只今先方からの連絡待ちと行ったところです。
 もちろんその後もあちこちと自分の行きたいところばかり案内させてしまい、少なからず高橋氏には申し訳ないと反省しました。そんな、本日の石仏巡りも終了間近になって、通り過ぎた共同墓地の真ん中に石幢六地蔵が建っているのを、車を運転しながらチラッと発見。しばらく走ってから、高橋氏にもう一度戻ってもらうことにして行ってみると、それは正しく単制石幢六地蔵でした。これで、足利市での石幢六地蔵は14基確認です。ホントッ、高橋氏と一緒に巡り足利市では、これまでにも沢山の思いがけない碑塔に巡り逢えることが出来た、何とも不思議な高橋氏との石仏巡りです。しかも、嬉しいことに来週22日も一緒に足利市を巡ってくれるとのこと。しかも次回は足利市久保町を中心に、高橋氏は既に確認済みの場所等を私のために案内してくれるというので、今からその成果に胸を躍らせている。今回もそうだが、足利市の碑塔には偈頌が付いている物が多いので、今度はどんな内容に出会えるか楽しみである。
 願わくば、今度の土曜22日も風のない穏やかな日和であることを願っている。
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