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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2008年11月8日は宇都宮市内の石仏巡りです

2008年11月10日 | Weblog
 2008年11月8日は、私としては珍しく栃木県宇都宮市の石仏巡りです。何しろ、自分の住まう宇都宮市内の石造物は、もう少し年を経て車に乗れなくなってからでも調査は遅くないと考えているので、そのほとんどは昔に少しだけ巡っただけで手つかずの状態である。そこで今回は、栃木県大平町の石像物調査にも前回で一通りの区切りがついたので、取りあえず今から15年以上前に巡った場所(どこにあったかが虚覚えているので巡るのに楽というだけ)へ出かける。
 そして最初に訪れたのは、宇都宮市でも北部地区となる上横倉町の多藤神社。この神社には沢山の碑塔があるのは嬉しいが、通行車両の激しい293号線にありながら駐車スペースはないので、苦労して歩道内の邪魔にならないところへ車を置く。
 社殿は道路から奥へ入るが、その参道には道一面にムカゴが落ちている。しかも大きな実で、食べるには最高の品質である。こうなると石仏どころではなくなり、車に戻ってビニール袋を持ってきて拾うのに忙しくなる。それにしても、あるわ、あるわ、瞬く間にビニール袋が重くなり、今秋最高の収穫高である。贅沢な油炒めにしてもまだまだ余り、ムカゴご飯にしても三食は食べられる量を収穫したが、地面に落ちているムカゴの量の十分の一も拾えきれないでいるが、もったいなくも拾い疲れたのでようやく石仏の前に立つ。 そして最初の碑塔を眺めていると、そこへの皆さんがぞくぞくと集合。話を伺えば、明日の日曜日はこの境内で関白流獅子舞があるので、総出で掃除に集まったとのこと。当方としては勿怪の幸いと、この上横倉地区にある石造物の所在を聞き出す好機到来である。これぞ正しく、向こうから鴨が葱を背負ってきたようなもので、皆さんがワイワイガヤガヤと話をして、内の石造物所在地を全部聞くことが出来てしまった。しかも、その中には山中にあって、まず地元の人以外には見つからない石祠のありかまで把握してしまったのだから笑いが止まらない。そんなこんなで、結局はこの多藤神社周辺に淺の8時に来て、11時まで居座ることになってしまった。
 その後は更に北上して、大網町〜篠井町〜飯山町へと進んで、この日暮れの早い季節に午後4時まで彷徨く羽目になってしまった。特に最後の飯山町では、山の中に入り込んでの庚申塚探しとなり、ようやく見つけた物の肝心の庚申塔は暗くて文字も良く読めない有様で、かろうじて写真が写る状態であった。そのため、その中の1箇所の庚申塚には他にも馬頭観音塔等が沢山あったが、それらの調査は次回への繰り越しとなってしまった。
 そんなこんなで、今回の別HPの方の石仏報告はいつもの手法に変えて、最初に訪れた多藤神社の石造物を中心にご紹介しようと思っている。もっとも、掲載されるまでには少しばかり時間がかかるが…。

※所で、11月6日には誰かさんが、私のHPへ掲載しました「栃木県の碑塔公開データ」を熱心にご覧になった様ですね。印刷できないので迷惑をかけますが、石仏のHPでこれだけのつまらぬ資料を公開しているものはないと自負していますのでご容赦下さい。そしてご覧になっての感想やご意見などを賜れれば嬉しいのですが…。本当なら、もっと公開したいのですが様々な要因がありまして自分としては忸怩たる思いもあるのです。
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