石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2008年12月6日も栃木県小山市の石仏巡りです

2008年12月08日 | Weblog
2008年師走の第一回目の石仏巡り、本来なら前回予定していた栃木県東北部への石仏巡りに行こうと思ったが、どうにも寒い一日となりそうなので中止。何しろ、東北部の寒風ときたら、その地に住んでいる人々が信じられないような痛さなのでさっさと方向転換である。そして前回に引き続いての小山市へと向かう。
 小山市は、これまでに何度も飛び飛びの地を気の向くままに調査していたので、多分ここへは来ているはずだと思いながらも、一時間以上も掛けて調査した碑塔類が、帰宅してから調べてみたら案の定、2007年2月にしっかりと調査していたものだった。何という、この昼間の活動時間の少ない時期に時間の無駄遣いをしたものだと、次回からは既に調査済みの箇所をメモして行くことにしようと思う。
 また、お昼頃からは北風が強くなり、その風の中で延島地区宝性寺さんのとんでもなく文字数の多い寶篋印塔へ取り付く。この頃では、こうした偈文書き取は誰かがやらなければならないと云う、変な脅迫感に囚われてしまったのか、書き写している台帳が風で吹き飛ばされそうな中で一文字づつ丁寧に拾う。そして感じるのは、小山市の寶篋印陀羅尼經塔に見える偈文は他の市町村に比べて長文が多い。嬉しいやら…、何とやらである。ここでも1時余りを使用してしまう。その後も、延島地区を中心に高椅地区までの碑塔探しとその調査に熱中して何とか一日で54基を調査できた。その中で、今回特に気に入ったものは馬頭観音文字塔の台座に陽刻されていた二頭の馬の姿。これには感激である。HPの方へもそのうち掲載しようと思っている。そこで、ここまで来たら次回も同じ小山市へ入って今回の地区を総ざらいしてしまおうと思っている。それは、今までの飛び飛びの調査地域から、一つの地域毎の調査変更である。
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