2008年12月13日も、栃木県小山市へ行きました。現地8時半頃から始まり、小山市の高椅、延島、福良、中島、中河原地区の調査が今回で終了しました。特に今回は、いつもの私らしくなく、地域毎を見落としのないよう現地の方々に尋ねながら熱心に見て歩きましたので、余程のことがない限りそれらの地区の碑塔調査に訪れることはないでしょう。
今回のように、面白くもない碑塔を中心に地区を総ざらいすることが、本当の意味での石仏調査だとは思うのですが、それがなかなかに難しいのです。半分以上も土に埋もれている家畜塔を調べたからと言って、それがどれほどの価値があるのかを見いだせぬまま、淡々と1基づつ丁寧に調査することは時に空しさを覚えることがあるのも正直な思いですが、それらを黙々と重ねる中でこそ思わぬ碑塔に出会えます。今回にしてもその思いは強く感じ、はやりコツコツと1基づつの調査を為すからこそ、その中に先人の調査書で大きな間違いをしている物や調査漏れの思わぬ碑塔との出会いがあるからです。次回からもそれらを肝に銘じ、興味範囲の石仏巡りではなく、その地区に根を下ろした碑塔調査をしていきたいと思っているところです。そんな訳で、さあ次回はどの地区へ入りましょうか、と思案中です。特に今回は、筑波山麓を中心として見られる江戸前期の大日如来像と思われる物に出会えました。石文が不明だったのが残念ですが…。
今回のように、面白くもない碑塔を中心に地区を総ざらいすることが、本当の意味での石仏調査だとは思うのですが、それがなかなかに難しいのです。半分以上も土に埋もれている家畜塔を調べたからと言って、それがどれほどの価値があるのかを見いだせぬまま、淡々と1基づつ丁寧に調査することは時に空しさを覚えることがあるのも正直な思いですが、それらを黙々と重ねる中でこそ思わぬ碑塔に出会えます。今回にしてもその思いは強く感じ、はやりコツコツと1基づつの調査を為すからこそ、その中に先人の調査書で大きな間違いをしている物や調査漏れの思わぬ碑塔との出会いがあるからです。次回からもそれらを肝に銘じ、興味範囲の石仏巡りではなく、その地区に根を下ろした碑塔調査をしていきたいと思っているところです。そんな訳で、さあ次回はどの地区へ入りましょうか、と思案中です。特に今回は、筑波山麓を中心として見られる江戸前期の大日如来像と思われる物に出会えました。石文が不明だったのが残念ですが…。