今年最後の石仏巡りを、昨30日にしました。場所は、栃木県足利市名草中町の須花薬師堂の庚申塔群です。今回も同行者は、佐野市在住の山口氏で今月3度目の調査です。ここの庚申塔群も、いつかは全てを調査しなければならないと考えていた場所だったので、ようやく重い腰を上げたことになります。
午前9時から調査開始。本日は今年最後の石仏巡りと言うことで、いつものようにムキになっての調査方法をではなく、気楽に出来るところまでの調査とする。もっとも、どんなに焦っても一日で終わるような数の庚申塔の数ではないので、最低で50基も出来れば上出来とする。それにしても今日は、風もなく日も射していない絶好の調査日。特に写真撮影には最適で、いつもなら太陽光線を気にしながらの撮影となる場所なのに今日ばかりはルンルン気分で順調に調査は進む。お昼になったことを知らせるサイレンの音が鳴り響く頃までには41基を終了することが出来た。
お昼はのんびり、薬師堂の前に座って今回も時間を多く取って雑談を交えて取る。そして今日は、暮れの30日と言うこともあり午後2時半までで調査を終了する事にした再開。そして調査は順調に進み、区切りの良い場所での調査が終えた時点で、その数は77基となった。山口氏に時間を尋ねれば、約束の2時半を過ぎているという。急いで調査道具を撤収し、またしても薬師堂の前に腰を下ろしてのんびりしてから帰宅することにした。試しに、残りの未調査庚申塔を数えてみたら60余基。これならあと二回もここへ通えば、気に入った庚申塔の拓本取りも含めて余裕で終えることが出来そうである。それもこれも、今回またしても山口氏に協力していただけた賜と感謝する。
今度の正月休みは、本日の調査項目を纏める作業で楽しい時間が過ごせそうである。そうそう、掲載した写真は、そんな当地の庚申塔風景と山口氏の、今回お願いした庚申塔の配置図作成に熱中している姿である。
それでは皆様、この一年間当ブログにお立ち寄りくださいましてありがとうございました。どうぞ、すてきな新年をお迎えください。私の、新春石仏巡りは、多分4日の日でしょう。もっとも、寒気りゃコタツから動かないでしょうが…