石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2012年11月日 今回も絶好の秋日和で鹿沼市の石仏巡りでした

2012年11月11日 | Weblog



 近世宝篋印塔を探しに出かけたが、その目的は完敗だった。個人墓地探しもいささか疲れたので、今回も20年以上前に訪れた碑塔を再訪しました。ダムが出来るやらで立派な道路が出来ていて道に迷うやら、新設された道路沿いになど石仏があろうはずもなく無駄な時間を浪費。元に戻って、旧道に入れば懐かしい石仏たちがあちこちに散在していました。そして午後は、ここも「たおやかにのんのさま」の写真撮りに訪れた上南摩町の曹洞宗広厳寺へ暫くぶりに行きました。境内に入れば、懐かしい石仏たちが勢ぞろいして出迎えてくれ、嬉しさの余りに全碑塔の再調査と、以前にはその全部を撮影していなかったので(何しろ、今と違ってフィルム写真の世界でしたから)、その全てを撮影することにしました。その中の数基は、その当時は台座や下部が埋没していて石文があると分かっていながら未読だったもの。やはり、年月を過ぎてから再訪すると良いことがあります。そして早くも午後3時。ここまでで29基の石造物を調査したので、今日の石仏巡りはこのくらいで充分とし、帰路に着きました。次回こそは、既に訪問済みのお寺さんにある宝篋印塔の調査に行く予定です。それと、鹿沼市の男体山碑写真をまとめていたら、1基どうしても写真が見つからないのが出てきてしまった。それは、上大久保(たぶん?)あたりの古峰ヶ原街道沿いにある常夜灯に記されているもの。まあ、場所は車で行けば後はその場の景色で思い出すでしょう。それと、引田地区の長安寺さんへも暫く行っていないので、別に用事があるわけではないが遊びついでに立ち寄ってみようと思っている。そうそう、上部の写真は、広厳寺さん境内にある延享4年銘の十九夜念仏塔です。背景の紅葉の色はもっと美しかったのですが、石仏に調子を合わせたので色が濁ってしまいました。自分の写真技量はこんなものと、自嘲気味です。

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