石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

栃木県初見の「諸佛光明真言灌頂陀羅尼」塔をご紹介いたします。

2012年11月20日 | Weblog

栃木県初見の「諸佛光明真言灌頂光明真言陀羅尼」塔を掲載致しました。これは、いわゆる光明真言の漢字陀羅尼で、一般には梵字で表すのですが、それが梵字読みの「オンアボキャベイローシャーノウ…」以下、結字の「ダ」までの梵時を漢字で書き表したものです。従って、文字の一部に異なる漢字を当てはめていますが、それだけに滅多にお目にかかれない掲文です。
それでは、興味のあります方は右記をクリック「諸佛光明真言灌頂陀羅尼」塔してご笑覧ください。

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2012年11月18日も鹿沼市の石仏巡りでした

2012年11月20日 | Weblog



 栃木県の男体山碑締めくくりの写真を撮るのが主目的で、今回は古峰ヶ原街道沿いとなる鹿沼市上大久保地区へ行きました。暫くぶりに行きましたが、ここは昔とまったく変わらない風景が広がり、その中に上記掲載の男体山常夜灯がありました。ただ、この場所にはその他の碑塔もあるのですが、この男体山灯篭を写真に撮るには午後でないとご覧のような「男體山」という文字が見える写真は取れません。そして他の碑塔は、その逆に午前中でないと写真どころか、碑文を読むのに難儀するという相反する所です。したがって、今回はこの男体山の写真を撮っただけでこの場所を離れました。せっかくここまで来たのだからと、通り沿いにある大芦神社へ立ち寄り、浅間山噴火災害碑を訪ね、碑文の再確認をしてきました。それは、どうにも一箇所だけ、読み下していて意味が納得出来ない所があり、もしかしたら自分の文字手拓時に間違ったのではないかという思いがあったからです。そしてその推理はずばり的中。「不虞」とすべきところを「不慮」としていたのです。これでは納得できる読み下し文になるはずもなく、自分の手拓作業のまだまだ至らない事を大いに反省しつつも、これで納得できる読み下し文になりました。先月にご案内した当該碑の銘文ご紹介内容を新しくしたのに加えて、その読み下し文も新たに追加して置きましたのでご笑覧方々、意味的におかしな箇所は小生の漢文に対する知識不足とお笑いください。また今回は石仏巡りに目的地が少ないので、これもついでに古峰ヶ原街道沿いにある長安寺さんへ立ち寄って住職様と楽しいお話しをしてきました。
 今回はまた、下沢地区にある宝光寺さんへも立ち寄り、10数年ぶりに住職さんに会ってきましたが、ずいぶんとお年を召した様子でした。そしてこれもついでと、同寺にある宝篋印塔の軸部に見る「諸佛光明真言灌頂陀羅尼」を手拓させて頂きました。何しろ、この漢字での光明真言陀羅尼は栃木県で初めてなので、後世のために拓本として残しておきたいと考えたからです。それでも今日は、まだまだ時間がある。そこで、鹿沼市千渡・新田地区の地蔵堂にあるという、宝篋印塔の場所が何としても分からないので鹿沼市立図書館へ立ち寄り、カウンセラーの方にお願いしてその場所を探すことにしましたが、何としても係員にも分からない。困った係りの方が、後日にご連絡しますということでj名前、電話番号などを教えてから帰宅しました。それでも今回は午後3時半に帰宅。今回は運動不足気味なので、それからいつもの散歩に小一時間してきました。
 次回は多分、その所在地が分かるであろう鹿沼市千渡の宝篋印塔調査と、後は残してある碑文数基の手拓作業となるでしょう。それだけに願うは、北風の吹かない冬晴れを期待しているのですが…。これだけは神頼りですネ。

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