元旦早々から清書を始めた今回の石碑は、栃木県栃木市平井町の太平山神社へ登る石段途中にある、見上げる大きな石碑です。拓本を採る等は見た瞬間から完全に諦めです。何しろ碑文を読むだけでも首の痛くなる作業で、上部になると当然ながら手も届かないので汚れていて読めない箇所が(碑文2行目の最上段文字)出てきてしまいました。近くに落ちていた棒を拾ってきて何とかその1文字の汚れを落とそうとしたのだが、どうにも届かず諦めました。最も苦労したのは篆額です。碑文本体の手拓は時々サボりますが、それでも篆額だけは出来る限り手拓するようにしている私なのに、今回はそれ以前の問題で、いや~あ苦労しました。内容は、いつものように別HPの方へ掲載してありますので、興味のある方はそちらをご笑覧ください。それにしても、汚い!。明治時代の当地の功労者、まして現在の太平山神社を今のような姿に作り上げた大恩人なのに、栃木市どころか地元の人や神社関係の人も無視している。せめて年に一度くらいは感謝を込めて碑面の水洗いくらいはしてあげるべきだろうヨと、よそ様の事ながらこの碑を眺めるたびに思うのは私一人なのだろうか。と、今年も正月早々、毒舌を述べてしまった。大いに、反省。反省!である。
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