元禄15年に、祖父の墓前に献納された、高さ33㎝の石製花瓶をご紹介します。花瓶面に銘文が記されているのに出会ったのは初めてなので(今までは、全く予想もしていなかったので確認することもしなかった)、物珍しさで調査しました。上部一部分が欠け落ちていたので、近くでそれを拾って載せて写真を撮り、手拓はそれぞれに採択してから画像で張り合わせました。一部に読めない文字が出てしまったが、まあ仕方のない事かと思っています。そしてこれを奉納した女性の名が「常」とあるのだが、その家族の家系図を作ってもその女性の名が出てこない。こちらの方が、私としては悩ましい問題である。秋以降に、再び現地を訪ねて、もう一度真剣に調べてこようと思っている。何しろこれからは、山の中はやぶ蚊の領域なので覚悟をしていてもその凄さに撤退するのは分かっているので、ここしばらくは入らぬことにしている。
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