腰が少しばかり痛いのもなんのその。冬晴れのド快晴とあらばおとなしくしている事など出来ずに、石仏巡りに出発。それでもやはり、遠出は車の運転がつらいと、宇都宮市内にする。最初に向かったのは宇都宮市北部の下金井町地区。適当に道路を通っていると、道沿いに早くも家畜塔三基を発見。その近くには、大きな墓地があるので行ってみれば、そこが公民館で敷地内に単製石幢六地蔵塔もある。一人でウシッシッと喜んで調査しているとそこへ地区内のおばあさん達が、これからみんなで遊びに行く集合場所がこの公民館とのことで、それぞれ連れ立ってやってくる。こうなればこちらのもの、早速この地区の石仏について話を伺うと、そこはおばあさんたちのことでたちまち話に花が咲く。そしてこの先のかつてはお寺さんがあったとおいう梅林にも大きな石塔が建っているとのこと。早速向かったが、その梅林とはものすごい藪林となっていて、中に入ったまでは良いが梅の伸びた枝とそこに絡みついたつる草に加え、足元はどうしようもない雑草があのいやな実をつけてはびこっていた。それでも何とか中へもぐって、宝篋印塔方宝篋印陀羅尼経が刻まれた塔を発見。思わぬ大物に出会って、大感激するも、今度はそれらの枝やツルや草で写真に撮れない。仕方なく、またしてもそれらの枝を切りツルや雑草を取り払って撮影したが、やはりスッキリした写真にはならなかった。もちろん、梅林から出てきた時は全身に草の実(あの、嫌な服にべたべたつくやつです)だらけ。それを取り払うのに、思わぬ時間を取られて独り苦笑いです。
その後は、まだ全地域の調査が終わっていない徳次郎町へ入る。その一つが、先月27日に少しだけ立ち寄って確認しただけだった、雷神像と不動三尊像容塔の調査。というより、写真撮影。その中の雷神像二体のうちの一体が、ここへ掲載した写真です。こういった雷神像に出会えるなんて、と独りで興奮しました。
その調査を終えてから、長年存在だけを確認して放置していた、家畜塔群へ向かう。今回は、ここにある碑塔を全て調査する事とする。が、最初に掲載した写真のように先ずは水洗いや苔剥がしに加え、個々の写真撮影のために全体を動かさなければならない。腰が完治していないのに、この作業は少なからず腰に来ましたが、何とか全部終了しました。そして気が付けば、お昼は塔の昔に過ぎた午後2時となっていて、「マッタクッ」とまたしても苦笑です。それでも、午後の陽を受けながら青空に浮かび上がっている富屋連峰の峰々を眺めながらの食事は美味しかったです。
この続きは、来週に!
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