石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

佐野市閑馬の千躰庚申山の庚申塔が11月07日、ついに大台の904基になりました

2020年11月12日 | Weblog

今年の2月以来、毎週通い詰めている千躰庚申山の庚申塔調査もついに904基になりました。始めたころは、600基が確認できれば上出来と思っていたのですが、真夏の暑さにも懲りずに発掘調査を続けた結果800基を超し、そして最近の再々調査により次々と土中から見つけ出す庚申塔の数はすさまじいこともあり、11月07日に目標数値をはるかに超える904基の庚申塔を確認することが出来ました。しかも、前回に表口東側の登り口途中に8基程の新たな庚申塔を発掘しながら、詳細調査は次回の今週に持ち越す余裕さえありました。正直、もうこれ以上は発掘しなくても大満足な数字なのですが、発掘を担当している山口氏の嗅覚と執拗さに期待して土曜日が待ち遠しいところです。
ちなみに、掲載した最初の画像は、初回の調査で確認していたのですが、下部が深く埋没していたのと大きくて重たく私一人ではどうにも出来ずに放っていた庚申塔です。それを若さと気力と執念で掘り起こしてくれたものです。お陰様でそれまでは「庚申」としていたものが実際には「塔」の文字が入った「庚申塔」であることが確認できました。
2基目は、手拓担当の高橋氏が画仙紙に墨入れするまでのわずかの間に土中から欠損上部を発見して、今までは下部のみの確認だったものが1基の完成品として記録することが出来ました。また、土中から掘り出したままで終えたそれらの中には、またまた拓本が欲しいものが含まれていました。いずれにしても次回が楽しみです。

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