一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『四月の雪』 におけるソン・イェジンの素晴らしさ

2005年09月21日 | 映画
映画『四月の雪』によってソン・イェジンを初めて見る人は、なぜ彼女が「韓国映画界の宝石」と呼ばれているのかが、たぶん解らないのではないかと思う。 それくらい、この映画のソン・イェジンは、自らの輝きを消し去っている。 これはできるようでなかなかできないことだ。 まだ23歳だというのに、まるで中年女のように打ちひしがれた表情を見せる。 何年も結婚生活をしてきた女の疲れや哀しみが体全体から伝わってく . . . 本文を読む