一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

郡岳 ……セリバオウレン逢いたくてSP(スペシャル)……

2010年02月22日 | 多良山系
もう、かなり昔、 まだ私が若かった頃、 フランスの名クライマーであったガストン・レビュファが著した山岳文学の名著『星と嵐』を読んだ時、 次の一節が妙に心に残った。 《今の世の中には、もうわずかのものしか残っていない。 夜はもう存在しない。 寒さも、風も、星も。 すべてが打ち壊されてしまった。 生命のリズムはどこにあるのか? すべてのものは、あまりにも早く過ぎ去り、騒々しい。 いそいでいる人間は路 . . . 本文を読む