一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第7回「雨の日」 …全天候型歩き人誕生…

2012年03月08日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
1995年の夏の北海道は、まるで梅雨のようであった。 私が北海道を歩いていた一ヶ月弱の間、毎日のように雨に祟られた。 今の私は「雨に祟られる」というような表現はしないと思うが、 当時の私は、まさに「祟られている」ような感覚であった。 雨が恨めしかった。 雨の日は歩きたくなかった。 事実、最初の頃は、歩かない日もあった。 そうすると、どうなるか? 当然のことながら、一歩も進まない。 歩かないことには . . . 本文を読む