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今年(2024年)も残すところあと僅か。
今年に「さよなら」を言う時期に差し掛かっている。
……ということで、
私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦の、
対戦17組目は、「さよなら」対決。(これまでの対戦はコチラから)
紅組は、倍賞千恵子「さよならはダンスの後に」。
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白組は、ビリー・バンバン「さよならをするために」。
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「さよならはダンスの後に」は、
1965年3月10日に発売された倍賞千恵子のシングル曲である。
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その年の年末までに150万枚を売り上げ、
作曲者の小川寛興は本曲で第7回日本レコード大賞作曲賞を受賞している。
この曲をモチーフに松竹で同名の歌謡映画も製作されている。
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倍賞千恵子は、
『男はつらいよ』シリーズ(1969年~2019年)の、寅さんの妹・さくらの役で有名だが、
私にとっては、それより前の、
ヒット曲「さよならはダンスの後に」(1965年)の歌手として強く印象づけられている。
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「さよならはダンスの後に」が毎日ラジオから流れていた昭和40年頃、
当時小学5年生だった私の心に、この曲は、甘く切ない「大人の歌」として刻み込まれた。
大人になってから、この曲が入ったCDを買い、今も車で時々聴いているが、
聴く度に、あの当時の世相や自分の心情が蘇ってきて懐かしい。
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1990年代に、
アニメ『美少女戦士セーラームーン』の主題歌「ムーンライト伝説」を聴いたとき、
この曲を妙に懐かしく感じたのだが、
「ムーンライト伝説」が「さよならはダンスの後に」に似ているということで訴訟になり、
最終的に著作権使用料の一部を「さよならはダンスの後に」の作曲者(小川寛興)に分配することで和解した経緯を後から知った。
「さよならはダンスの後に」が好きという下地があったからこそ、
「ムーンライト伝説」も好きになったのだと、妙に納得したものだった。
倍賞千恵子は、1965年の『第16回NHK紅白歌合戦』に
「さよならはダンスの後に」で3回目(1963年から3年連続)の出場を果たしている。
このとき、バックダンサーとして、妹の倍賞美津子が出演している。
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「さよならをするために」は、ビリー・バンバンの楽曲で、
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1972年2月10日に芸音レコードから発売され、
1993年に、日本テレビのテレビドラマ『3丁目4番地』の主題歌として採用されたことで、
同年9月22日にキングレコードから「さよならをするために (ニュー・ヴァージョン)」として再発売された。
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この1993年にリリースした「さよならをするために (ニュー・ヴァージョン)」が、
日本テレビ系『ザ・サンデー』のエンディングテーマ及び三和酒類の焼酎「いいちこ」のコマーシャルソング(1993年~1994年)としても使われていた。
石坂浩二が作詞を担当していることで有名な曲だが、
私はむしろ作曲を担当した坂田晃一の方に注目していて、
坂田晃一は、「さよならをするために」の他、
杉田かおる「鳥の詩」
西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」
フォー・クローバース「冬物語」
森山良子「さよならの夏」
由紀さおり「朝」
など、(私の好きな)美しい曲を多く作曲していて、
ビリー・バンバンが歌唱した曲としてはもちろん、
坂田晃一が作曲した曲としても、強く記憶されているのである。
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ビリー・バンバンは、この曲で、
1972年の『第23回NHK紅白歌合戦』に初出場している。
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※倍賞千恵子「さよならはダンスの後に」(1965年3月発売)
※ビリー・バンバン「さよならをするために」(1972年2月発売)