一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『夢売るふたり』 …オリジナル脚本で勝負し続ける西川美和監督の矜持…

2012年09月16日 | 映画
1936年に『初姿』を監督して、日本最初の女性映画監督となった坂根田鶴子(さかね・たづこ、1904年~1975年)以来、日本映画界に女性映画監督は少なからず存在したが、それでも、ここ10年ほどの、女性映画監督の充実ぶりには目を瞠るものがある。 『萌の朱雀』(1997)や『殯の森』(2007)の河瀬直美監督、 『ゆれる』(2006年)や『ディア・ドクター』(2009年)の西川美和監督、 『かもめ食堂 . . . 本文を読む